目次
序章 痴呆は恥か
第1章 闘いの始まり
第2章 老健施設という選択肢
第3章 妻は介護の戦友
第4章 面子とカネの問題
第5章 介護の帰結・家族崩壊
終章 人生プレイバック
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おかむら
35
舛添さんがまだ政治家になる前(20年前)に出した本。当時ベストセラーになったそう。この母の介護体験が政治家としての原点だそう。が、今読むとちゃんちゃらおかしーってかむしろちょー楽しい! まずこの本、介護記というより姉夫婦とのバトル記です。親族でお金を巡り骨肉の争いに終始。舛添ったら当時相当稼いでたくせにホントにお金に細かいわー。「経費で落とす」ことにこだわる執念はこの頃からか。 去年出た「母さんごめん」と比べて読むとおかしさ倍増。ここ本のアマゾンレビューのほぼ全てがクソミソ貶しっぷりなのも楽しい!2018/01/08
びび
0
舛添さんがまだ議員ではなく介護保険法も成人後見制度も導入されていなかった時期の介護体験を綴ったもの。同じく母を介護する身ではあるが、身内での争いやら施設への不満もないことはすごく恵まれていると改めて思い知らされた。久田恵さんの解説も必読。2009/09/07
ほっそ
0
読んだ時期不明2005/01/12
Ayano
0
退職された方にいただいた本。読んで、姉弟の関係は元々脆弱で、介護が表面化して崩壊したのでは…という気持ちになった。介護記というよりも、介護にまつわる著者の母への気持ちや家族関係と、進行する認知症と共に暮らしていく中での制度の理不尽さや使い勝手の悪さについて書かれている感じ。認知症の進行や身体面の衰えも、Z園と長姉も要因の1つだったかもしれないけど、避けては通れないことだったのでは…。色々なスキャンダルもあるけど、介護を身内の視点からも制度からもみるという視点を公表されているのは、当時としては新しいと思う。2023/09/03