内容説明
世界が私たちに恋をした。互いでしか癒せない孤独を抱え二人はむき出しの世界へと歩きはじめた。待望の書き下ろし長篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
花林糖
16
(図書館本)怪しげな宗教絡みの話と知り手に取る。吉本さん初読みでしたがとても読み易く、文体も心地良く一気読み。その後の二人が気になります。(購入)2019/09/15
mugen
11
生きているって事は自分から見ている世界だけではなく動物や周りにいる色々な生き物や神様から見たら、つまらないと思っている生活も楽しい時間も全て美しくてかけがえのない事なのかなって。 2018/07/23
スノーシェルター
9
ばななワールド。不思議な2人。大切な人が死んでしまったらどうしようという心配はとてもわかる。実際にそうなったら...。少しずつ立ち直るのだろうか。楽しかった思い出は、あとから思い出すとその時以上に楽しく感じるのだろうか。泣きたくなる1冊。2012/08/17
岬
8
庭を挟んだお隣に住む裕志とまなか。二人は結婚している。裕志は祖父と二人で暮らしていたが、冒頭で祖父は死んでしまう。その死にショックを受けた裕志とまなか。彼らは二人でそれを乗り越えようと歩き出す。裕志とまなか。気に入ったのでもう一度。 裕志とまなか。 /吉本ばななさんの淡々とした文章と青い夕暮れに沈むようなゆったりとした世界観が好きだ。2012/12/10
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5
心地よい文体で、早く読みたくてあっという間に。 色んなことがある世の中、人生でも、温かくて、美しいんだ、2人一緒なら大丈夫なんだと思う。2019/12/18