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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てれまこし
3
近代化を正統化するために伝統を動員するネオ伝統主義において、本書が戦後の頂点をなす。でも、安直なイデオロギー批判では済ませられないだけの実質がある。一つ気付いたのは、日本の分析に比べて「西洋」の近代化が一元的すぎる。それは個人主義に基づくもので、究極的にはキリスト教に還元されてしまう。だけど、ドイツの例なんかを見ても、西洋社会も日本と同様に多元的で、ネオ伝統主義者の議論もそのドイツ思想に多くを負っている。二つの異なる近代化を概念上明確にするためには抽象化は必要だが、どちらもあくまで理念型に過ぎないはず。2019/02/09
砂王
3
この本を読めば、日本社会を規定している暗黙の了解の不文律がわかる。ただ、全部読むのは困難です。デカルトの言葉のように、「困難は分割せよ」であると思います。卒論には十分でござる。2016/01/18
Mari
0
一部だけ読んだ。三人の経済学者が日本社会について幅広く学際的に分析したもの。2016/12/07
