感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
竹園和明
36
2005年刊行の桐野夏生ムック本。『魂萌え』の姉妹作『朋萌え』、未発表作『プール』、著名な作家らによる桐野夏生論とも言うべき寄稿文など結構ボリューミーだが、『朋萌え』は途中までで「続きは小説新潮で」が残念。ご自身がひと言添えたバイオグラフィーはその反骨精神が育まれた経緯が興味深かった。また斎藤美奈子氏による『OUT』はなぜ直木賞に落ちたのか…の考察が面白かった。当時の審査員の重鎮方は、既成概念をぶち破るニューウェーブの登場が理解出来なかったのね。簡単に理解されない革新こそ桐野夏生。それでいいのだよ!。2023/04/21
ゆき
3
好きな作家さんの私生活がほんの少しでも見られるのはうれしい。趣味で集められた洋服とか興味深かったです。小説が続きとなっていて読むことができないのが残念(図書館で借りたので)2012/06/27