感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
exsoy
34
騎馬の武器は速さ。それがよく分かるね。2014/01/05
みとと50
23
ルドルフ、良心って物がない。すっごい悪い奴。殿下が買った工場が元でクーデター発生。これもからくり満載。生徒達が駆り出されることになるが騎兵の坊ちゃま方、イマイチ実戦への実感わかずのまま、突入へ。迷いがある子、運のない子が振り落とされる。バル先生冷静ながらも活き活きしているように見える。2013/09/11
よねはら
19
軍略の部分はなかなか難しいですね。じっくり読み返して理解したいところです。バルツァー少佐は基本的に良い人なんでしょうが、あくまで軍人なのでただの良い人、良い教官ではいられないんですよね。生徒から見れば、彼もまたアジテーターなのかも2013/11/01
NAO
17
扇動家で、この先宿敵となるであろう旧友との再会に思わず熱くなるバルツァーは人間味があって良い。そんなところも見せながら、お飾りであった学生騎兵隊を、一巻での宣言通りに武装デモ隊との戦場に放り込む彼は、真の軍人であり教官だ。何の為に彼らを教育するのかを、しっかり理解しているんだなあ。暗躍するリープクネヒトの策謀は、母国同様にとんでもないものなのかな。2012/07/29
まるてぃん
17
シビアだなぁ。主人公がまったくヒーローじゃない。善にも悪にもヒーローじゃない。軍事クーデターを画策していた仲間を告発する。けれどもそれは友を無駄死にさせないためで、しかし告発の最大の動機が自己保身にあったのは疑いない。それを自覚しているからこそ罪悪感に苛まれる。士官学校の生徒を容赦なく戦場に駆り立てる。それは最小限の犠牲で武装デモを鎮圧するためで、けれどもそのための殺戮は厭わない。一人の人間の中に善と悪が共存する。ありていに言えば非常に人間臭い。このシビアな人間臭さこそが、この漫画の最大の魅力なのだろう。2012/07/10