感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Fumitaka
2
フドウに踏まれるのがジャギになってたりとか原作の設定を意識して改変した部分もあり、また破滅した世界を「可能性に満ちた新世界」と喜ぶジャギの図、そして核戦争に覆われた地球が骸骨に見えるとかヒロモト森一先生の「絵」が僕は「面白い」と思うんですが、ただジャギがいい奴というか「普通」すぎるのがやや自分とは解釈が異なるでしょうか。ジャギが勝手にこう思っているだけという可能性もある。後半に収録されているリュウケン外伝は、やや事件の時系列がジャギ外伝とは違っているようだ。また別の外伝という扱いなのだろうか。2023/07/26
pochi
1
ジャギ様がなぜあのような行動をとるようになったのか、本編につながるエピソードが随所にありよかったです。それ以外にもリュウケンが後継者を決めた理由にも納得。2020/05/29
zhiyang
1
「愛故に人は苦しまねばならぬ」を実に実践している。原作ではキャラのインパクトに比べてどうしても雑というか不遇な扱いを受けざる得なかった小悪党の生い立ちが想像以上に面白く描かれていた。仮にも北斗の継承候補者のくせに銃火器に頼る、最も『北斗の拳』に相応しくないキャラの、愛されたいが故の葛藤と最愛の女性を失った怒りにまみれたとても『北斗の拳』っぽ話。2016/01/31
hazama
1
全体通して、あの立場なのに原作では小物でしかなかったジャギが、完全主人公なストーリーに惚れた。しかし突然あんな兄が2人も出来たらびっくりだわな(特にラオウw)って話だよな。巻末、まさかの師父いいとこどり。2012/02/04
未来来
1
上巻はじわじわと進んではずり落ちながらも上昇していたのを、下巻では予想通り一気に突き落とされてしまいました。上巻の丁寧な進み方と比べると、落ち目に差し掛かってからは転落街道まっしぐら。階段飛ばしに行く為、上巻程頁を捲る度にジャギ様可哀想に陥る暇もありません。まさかの涙はしませんでしたが、ちょっと切なくなりました。兄弟との力量の差より、最後まで師父が言葉足りなかった方が悲劇だったような。付録に「リュウケン外伝」がありましたが、ジャギ様の事を思い残してくれなかった辺りも師父はさり気無く酷い。《蔵書》2009/09/29