感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
15
災害が起きた時に、どうする?という知識も拾える漫画です。この本を初めて読んだ時には非常時に強姦される女の子の話に胸を痛めただけでしたが、311の時に避難先で性暴力被害にあった女性や子供たちの証言を読んで愕然としました。そう言う意味でもさきがけだったなあ、この本。ちなみに夫は阪神大震災の時、やくざがすごく役に立っていた現場に本当に遭遇したそうです。2017/12/01
mine mune
4
某サイトで4巻まで読了。 古屋兎丸は初めて。どっか山本康人に似ている気がする。 いかがわしい宗教の描写は、今ちょうど読まれていいヤツかと。2022/08/19
yom
4
震災が起きて同人誌を抱えて彷徨う男を見て「人には捨てられないものもある」と言う台詞が印象的。言った本人もゴスロリファッションで歩きづらい厚底を履いている。とはいえ脱げばいいのにね・・・。2019/02/02
クマノミ
3
なんとなく読み始めた。 きっとずっと忘れられない作品になった。 日常生活を送ってても「今、災害が起こるかもしれない」 と考えることが多くなった。 当たり前の日常、一瞬で無くなっちゃう可能性を知った。その中でどう生きられるか…。 あと恋愛も盛り込まれてたのでよかった(∩´∀`∩)2019/08/31
yuiたん
3
東京に大地震が起こったら・・・3.11の時でさえ首都圏はあの有り様。この漫画では阪神大震災での経験から帰宅困難者や液状化現象の被害想定をして大地震の怖さを訴えていた。古屋兎丸が描いたにしては意外な真っ直ぐな性格の主人公ジン。作者が男性だからこそ、なな子を無事に家まで届けると言う男性の心理描写が読んでいて心に突き刺さる。対比像としてなな子のカリスマのソドムの暴言や立ち振る舞い、多分ソドムのような自分本位な人達が多いと踏んで容姿は綺麗でありながらも性格は醜い有り様を描いたと思う。古屋兎丸らしくはないが良い漫画2014/01/08