吉本ばなな自選選集〈1〉Occult オカルト

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  • サイズ B6判/ページ数 644p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106463013
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0393

出版社内容情報

デビュー以来の小説を著者が選び、テーマ別に編集。吉本文学の全貌を全4巻に集成した決定版作品集。

87年「キッチン」でデビュー以来の主要な小説作品を、著者自らがテーマ別に選び、編集した、初めての作品集。最新作『体は全部知っている』でさらに進化する吉本文学の、これまでの総決算となる全4巻の決定版。全巻に書下ろし短編小説を付す。本巻収録作「アムリタ」、「ある体験」、「血と水」、「ハードボイルド」、新作「血の色」。

内容説明

デビュー以来の小説を著者が選び、テーマ別に編集。吉本文学の全貌を全4巻に集成した決定版作品集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆ acco ☆

3
日常がちょっと輝いた気がします。2013/03/18

fishdeleuze

3
オカルトをテーマにした自選選集。2000年に書かれた書き下ろしの短編も含む。吉本ばなながデビューしてからこのくらいまでの作品は比較的熱心に読んでいた方だが、最近選集を再読したさいやはり夢中になって読みふけってしまった。日常がなんとなく動いていることがとても神秘的なことであるということをshareできる本。ほんのちょっと気がつくだけで空は美しく見える。2009/01/08

クジラ

1
アムリタが大好きだった。この本のほとんどを愛している。人としての指針をもらった。かなり影響されたと思う。希望を持って生きていきたい。どんなときも。孤独を感じたり人に絶望したりしても、分かってくれる人は必ずいると信じられる気がする。自分なりに生きていればそれでいい気がする。 すごく長い本だったけど幸せな読書だった。 言葉で考えられない本当のことを本当の気持ちで書いてある気がする。 吉本ばななの書く本に浸りすぎて、今度は違う本を読みたくなった。まだ知らない考え方を。2021/10/20

warimachi

1
己のルーツを見返すために読んでみる。好きというわけではないのだけれど。2019/07/22

白義

1
読んでる最中、鳥肌が幾度も立ちました。オカルト、というテーマで編まれていますが、ここでいうオカルトとは、世の中の疲れや歪みが無になって、ごくごくと飲むように生きてること、世界を享受する奇跡と、そうしたあちら側への感性を持ち、勘がよすぎることの切なさ両方が込められているのでしょう。アムリタは疑似家族小説モチーフにそのテーマを集成した力作。かなりの長編ですが連作短編のように読めてすらすらいけます。他の中短編も、どこか悲しげなようで、読み終わると世界が少しいとおしくなり、感度が上がり、身体が開く感じがします2011/07/27

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