内容説明
東京オリンピック前夜、猥雑にしてはじけるような、あの時代の東京の諸相を鮮やかに映し出し、ルポルタージュの絶品と賞賛された『ずばり東京』ほか。
目次
ずばり東京
解放戦線との交渉を
こんな女
つぎのヴェトナム
南の墓標
パパイヤは下に向って落ちる
さらば、ヴェトナム
正月 歓声と銃声の記憶
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がんぞ
4
東京オリンピック一年前のプレ大会から本番の入場式まで。週刊朝日に毎週連載のルポタージュ。作家32~33歳。精悍にあらゆる現場を取材する。『チキン戦争…』では鶏肉業者は輸入自由化を「歓迎する、消費が増えて欲しい、現状は1年に脚1本」公的統計では一人1㎏、50年で十数倍、12㎏。=当時のアメリカ人の消費量で、今のアメリカは40㎏以上。日本人のコメ消費量は半減以下/『トルコ風呂』妻を“体験取材”に遣り「全身がスッとした」入浴介護の仕事は「お客さんはうだっていい気持になるが、介護嬢は体を冷たくして待つので辛い…2016/12/28
くまさん
0
ルポのお手本のような本。2013/08/14