吉村昭 昭和の戦争〈5〉沖縄そして北海道で

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吉村昭 昭和の戦争〈5〉沖縄そして北海道で

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  • サイズ B6判/ページ数 553p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106450259
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C0393

出版社内容情報

いよいよ敗戦が近づくなか、北と南の島では、民間人を捲き込んだ絶望的な戦いが果てしなく続けられた――。『殉国』『脱出』他を収録

太平洋戦争末期、北と南の島では、絶望的な戦いが果てしなく続けられた――。いよいよ敗戦が近づくなか、沖縄では、ガリ版刷りの召集令状が中学生に出される。だぶだぶの軍服に身を包み、陸軍二等兵として防衛戦に従軍する十四歳の少年の壮絶な体験を描く『殉国』。昭和二〇年八月一一日、突然のソ連軍の侵攻に翻弄される樺太の住民たちの苦難を描く『脱出』、『手首の記憶』他を収録。軍隊・戦時用語注付き。

内容説明

敗戦へと雪崩落ちる大日本帝国。少年たちが彷徨った苛烈な夏。身を捨てるのか、見捨てるのか、国家と国民が顔を対して相見る刻―。軍隊・戦時用語注付き。

目次

殉国―陸軍二等兵比嘉真一
「殉国」ノートから―比嘉真一陸軍二等兵
他人の城
剃刀
太陽を見たい
敵前逃亡
脱出
海の柩
烏の浜
手首の記憶

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころりんぱ

45
敗戦前後の沖縄と北海道で起きていた事を元に描かれた長編、短編、取材エッセイなどなど。これでもかというほどの悲惨を山ほど読むのはしんどい。しんどいが、語りたくない戦争を語ってくれた方がいて、それがこういう形で作品になっているのだから、やっぱり読むことで応えたいと思う。沖縄の基地問題などでも、この歴史を知らずにうんちゃらかんちゃらと語ることはできないと思うし。ここを通って今があるということを忘れちゃダメだと思う。うまく感想が書けないけれど、いざその時になったら、戦争をするのは兵隊だけではないと実感する。2016/05/05

kawa

37
沖縄戦や終戦後の樺太引き揚げに伴う戦争の悲劇が描かれる。沖縄からの学童疎開者を乗せた対馬丸の撃沈事件を扱った「他人の城」、シュムシュ島からの移動時に撃沈された輸送船に乗った下級兵士の悲劇の「海の柩」の2作、生死がかかった状況で表出する剥き出しエゴの醜さの描写が印象的。とっさの時、自分に置き換えてもその行動に自信がなくて考えさせられる。「絢国」は「敵前逃亡」は既読、それ以外を読了記録。2023/11/06

たつや

4
沖縄戦と北海道の悲劇を収録しているが、既読の作品が多かったので、吉村作品を大分読めてきている実感がわいた。北海道の遺体が打ち上げられ収容される様はまるでテレビ中継を見ているほど細かく、沖縄戦で十四才の子供が兵士になっていた事実にも閉口した。世界で今も起きている戦争が終息しますように。2024/01/16

フンフン

3
第5巻は沖縄戦と樺太・北海道の戦争。まさに迫真の描写である。あまりに悲惨で、これを中学校の図書室に置くわけにはいかないと思うが、大学生ぐらいになったら、ぜひ読むべきと思う。巻末に佐藤優によるとんちんかんな解説がある。佐藤は、日本のポツダム宣言受諾後に、ソ連が執拗に攻撃を加えたことについて「なぜ、ソ連はここまで執拗に日本人を憎んだのだろうか」と問いかけて、日露戦争の復讐ということで説明している。では、なぜソ連はポーランドを壊滅させ、現在、広く明らかにされている大虐殺を行なったのだろうか?2019/07/11

おい

3
日本の北と南の戦争体験がベースとなったいずれも読み応えがある作品。特に北の話はあまり知られていないものであり、読む機会が得られたら事自体がありがたかった。 ★★★★2018/05/10

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