内容説明
戦後まもなく病没した妹・美津子への哀慕が影を落とす「日曜日」「翼」「朝顔」「真夏の死」「雛の宿」等、昭和25~28年にかけて書かれた珠玉作31編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MatsumotoShuji
0
020526
わかさ
0
一編が短いのでさくさく読めて良かった ラストでメインキャラの首が落ちる作品が二つあって、二つとも暗い雰囲気の作品じゃなかったから驚いた。2015/08/26
hiko1
0
美神→この世離れしたふしぎな物語。 R博士は83歳、ドイツ人で古代彫刻の権威。彼は今ローマの住居で臨終を迎えようとしている。十年前に発掘した大理石のアフロディテ像を見せてほしいと最後に望む。博士は死に望んで、アフロディテとの間に交わされた秘密を明かすが・・ 大理石像のあまりの美しさに心を奪われた博士の異様な情熱には圧倒される。だからこそ、その恋を裏切ったアフロディテの冷ややかな美しさが際立って感じられる。2022/02/12
-
- 和書
- スポーツ健康管理学