感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
双海(ふたみ)
19
「伊勢物語」の「みやび」の裏側には、常に田舎にたいする軽蔑と否定があったという注釈を読んで複雑な心境になった。見苦しい田舎女などときびしく否定される。噫・・・。2017/05/28
Haruka Fukuhara
14
生徒の定期試験対策で第一段を扱ったついでに読んでみた。老いづきてか追いつきてかなど第一段については古くから争いがあるらしく、解説の文章がなかなか興味深かった。2017/10/23
ひろゆき
3
細かく章に分割されているので、全体は125章だが120ページ(この本で)に過ぎないので、古典では、あくまで分量としてはであるが、読みやすい。前書き一行に和歌が二行という章もあり、物語というか歌集というか。ほぼ恋がテーマの和歌は掛詞の連発で、日本人大好きな言葉遊びに偏重。いびつな(ごめんなさい)ルールを作り、言葉で遊ぶので、思想なんてありゃしません(ごめんなさい)。恋心の伝達に華麗な技巧を凝らすものは、素朴に「好きだぁ〜」を叫ぶより、やはり価値あるものと言うか、感嘆されるものなのです。それが文化文明。2012/07/04
ながはし
2
図書館2017/08/12
澪標
2
渡辺実氏の注に、ハッとさせられる時がある注釈書。