出版社内容情報
人生最凶の人は、肉親だった。家庭に巣食う「しがらみ」の正体を明かし、個人の回復法を示す実例集。重い、厄介、でも逃げられない。妄想に囚われた夫、願望に取り憑かれた母、家族神話に?れた兄弟――人生最凶の人は肉親だった。家族問題のプロが「しがらみ」の正体を明かし、個人の回復法を示す実例集。
村尾 泰弘[ムラオ ヤスヒロ]
内容説明
妄想に囚われ、妻の浮気を責める夫マサヨシ。単純な嫉妬と見える振る舞いには、本人も気づかぬ深層心理が絡んでいた―。地道な調査とカウンセリングを武器に、家庭裁判所調査官は家族問題の現場へ踏み込む。誰にも起こる感情転移、知的エリート女性の挫折と暴力、「家族」代わりの薬物使用、「家族神話」のダークサイド…。十八の家庭に巣食った「しがらみ」の正体を明かし、個人の回復法を示す実例集。
目次
第1章 感情転移という「怪物」(「雑魚寝事件」の急展開;「母が重たい症候群」「娘が遠い症候群」 ほか)
第2章 知的エリート女性の挫折と暴力(最悪な夫と別れない妻;DVのサイクル理論 ほか)
第3章 薬物は「家族」の代用品(薬物乱用少女マキコ;「手の掛からない子」の反動 ほか)
第4章 「家族神話」のダークサイド(どの家にもある「家族神話」;「父親が暴力をふるうかもしれない」 ほか)
著者等紹介
村尾泰弘[ムラオヤスヒロ]
1956(昭和31)年大阪府生まれ。横浜国立大学大学院修士課程修了。家庭裁判所調査官として離婚や少年非行など多くの家族問題に関わったのち、立正大学社会福祉学部教授。臨床心理士・家族心理士としても活動する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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