新潮新書<br> 段取りの“段”はどこの“段”?―住まいの語源楽

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新潮新書
段取りの“段”はどこの“段”?―住まいの語源楽

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  • サイズ 新書判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106106286
  • NDC分類 812
  • Cコード C0281

出版社内容情報

身近な日本語51のナゾと語源を徹底解説!

そうだったのか!! 几帳面の“面”はどこの“面”? 埒があかないのラチ、沽券にかかわるのコケンとは? 身近な日本語51を厳選、思わず披露したくなるトリビア満載の語源“楽”講座、開講!

内容説明

段取りの“段”はどこの“段”?几帳面の“面”はどこの“面”?埒があかないのラチ、沽券にかかわるのコケンって何?意外と答えられない人も多いのではないでしょうか。言われてみると気になる謎の数々、実はその由来は「住まい」「建築」関連の専門用語や業界用語だったのです。厳選された51の言葉の語源、変遷を徹底的に解説。思わず他人に披露したくなるようなトリビア満載の住まいの語源“楽”講座、開講!

目次

1 段取りの“段”はどこの“段”?―建築現場の掟(“建前たてまえ”意外に知らない「建前の儀式」;“棚上げたなあげ”その便利な棚はどこの棚?;“筋違いすじかい”「すじちがい」か、「すじかい」か ほか)
2 几帳面の“面”はどこの“面”?―建築用語の世界(“几帳面きちょうめん”「源氏物語絵巻」にも登場;“羽目を外すはめをはずす”なぜ「失敗」の元になるのか ほか)
3 「一壁二畳三障子」は何の順番?―日本家屋の隅々(“紅殻格子べんがらごうし”装飾性に隠された狙いとは;“鯱張るしゃちほこばる”頭は虎、身体は魚の正体;“木戸きど”大木戸までは江戸の内 ほか)

著者等紹介

荒田雅之[アラタマサユキ]
1962(昭和37)年埼玉県生まれ。立教大学文学部教育学科卒。出版社、編集広告制作会社を経て独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

calaf

18
「そう言えば、この言葉はよく使うけど語源は知らないなぁ...よく考えてみると、住宅関連の言葉から来ているのは確かなのでしょうけど...」といった感じの言葉に関する解説集。衣食住の一つだけあって、現在に残る言葉の中には住宅関連を語源とする言葉は多いなぁ...さらに逆に、一般語が住宅用語になって、そこでは特殊な意味を持つようになったものもあるみたいです。2015/10/31

こうちゃ

15
段取り、几帳面、根回しなど身近な日本語51の謎と語源を徹底解説。それらは、全て〔住まい〕〔建築〕関連の専門用語や業界用語だった。普段、何げなく使っている言葉でも、ルーツがわかると面白い。〔天井を見せる〕は知らなかったな~。〔相手を苦しめる、凹ませる〕という意味で、その由来は、仰向けに倒し、起き上がらせないこと、つまり無理にでも天井を見させることだそうだ。最初に意味を述べ、解説し、最後にオチまでつける、”畳み掛ける”感じが”結構”いい。2015/09/23

ゆうゆう

2
言葉の起源を住宅用語と絡めてのアレコレ解説。面白かった。仕事の段取り=丁寧に取り組む事で、認められるように頑張るかな~2015/07/30

chisa

0
建築用語のトリビア的な本。面白かったけど、もう少し掘り下げて内容を濃くしてくれた方がもっと面白かったかな。2017/01/02

take

0
本日の読みもの101 段取りの”段”は どこの”段”? 住まいの語源楽 荒田雅之+大和ハウス工業総合技術研究所 段取り、坂の勾配を見て石段を何段にするかの 寸法とり。そこから手際よく手配することを段取りまたは、段取ると言う。 落とし込み、叩き上げ、適材適所、根回し、 洗い出し、釘を刺す、几帳面、うだつが上がらない、結構、天井を見せる、屋台骨、檜舞台、などなど住まいや建築、建築材などにまつわる 言葉がたくさんありました。 勉強になります。 陰翳礼讃 の日本の伝統美を学び、終の住処を 目指した2016/05/01

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