出版社内容情報
桶川・足利事件の報道で社会を動かした記者が、凄絶な現場でつかんだ“真偽”を見極める力とは?
凄絶な現場でつかんだ、“真偽”を見極める力とは――。桶川ストーカー殺人事件や足利事件の調査報道で社会を大きく動かした記者が、隠された“真実”に迫るプロセスを初めて明かす。報道の原点を問う、記者人生の集大成。
内容説明
国家に、警察に、マスコミに、もうこれ以上騙されてたまるか―。桶川ストーカー殺人事件では、警察よりも先に犯人に辿り着き、足利事件では、冤罪と“真犯人”の可能性を示唆。調査報道で社会を大きく動かしてきた一匹狼の事件記者が、“真実”に迫るプロセスを初めて明かす。白熱の逃亡犯追跡、執念のハイジャック取材…凄絶な現場でつかんだ、“真偽”を見極める力とは?報道の原点を問う、記者人生の集大成。
目次
騙されてたまるか―強殺犯ブラジル追跡
歪められた真実―桶川ストーカー殺人事件
調査報道というスタイル
おかしいものは、おかしい―冤罪・足利事件
調査報道はなぜ必要か
現場は思考を超越する―函館ハイジャック事件
「小さな声」を聞け―群馬パソコンデータ消失事件
“裏取り”が生命線―“三億円事件犯”取材
謎を解く―北朝鮮拉致事件
誰がために時効はあるのか―野に放たれる殺人犯
直当たり―北海道図書館職員殺人事件
命すら奪った発表報道―太平洋戦争
著者等紹介
清水潔[シミズキヨシ]
1958(昭和33)年東京都生まれ。ジャーナリスト。「FOCUS」編集部を経て、現在は日本テレビ報道局記者・解説委員。2014年、『殺人犯はそこにいる』で新潮ドキュメント賞、日本推理作家協会賞(評論その他の部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。