新潮新書<br> ヒト、動物に会う―コバヤシ教授の動物行動学

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ヒト、動物に会う―コバヤシ教授の動物行動学

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  • サイズ 新書判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106105579
  • NDC分類 481.78
  • Cコード C0245

出版社内容情報

“狩猟採集少年”がそのまま大人になったコバヤシ教授。その動物まみれの日々を彩る、相棒たちの物語!

どうしよう、プレーリードッグが書斎に穴を掘っていた! “狩猟採集少年”がそのまま研究者になったコバヤシ教授。波瀾万丈、動物まみれの日々を送っています。動物行動学のエッセンスに触れる、忘れがたき相棒たちの物語。

内容説明

岡山の山野を駆けめぐる狩猟採集少年の魂をそのままに、動物行動学者となったコバヤシ教授。研究のため、教育のため、そして何よりも抑えきれない好奇心のため“動物まみれ”の日々を送っています。あるときはプレーリードッグに借家を破壊され、またあるときは小さなヒミズに多くを学び、そしてまたあるときは飛べないドバトに求愛され―。動物行動学のエッセンスに触れる、忘れがたき動物たちをめぐる十一の物語!

目次

1 自転車にからまっていたカラスの話
2 庭で暮らすカナヘビを追いかけ回した話
3 街の迷い犬を田舎に送った話
4 プレーリードッグと一緒に住んでみた話
5 小さなヒミズに畏敬の念を持った話
6 土の中の魅惑的な生き物たちの話
7 「コウモリを連れたタクシー運転手」の話
8 ドバトは人間をどう認識しているか考えてみた話
9 アカネズミが食べるドングリ、貯めるドングリの話
10 トンビのため“狩り”に明け暮れた夏の話
11 口の中で子を育て雌から雄に性転換した魚の話

著者等紹介

小林朋道[コバヤシトモミチ]
1958(昭和33)年、岡山県生まれ。鳥取環境大学教授、同・ヤギ部顧問。岡山大学卒、理学博士(京都大学)。ヒトを含むさまざまな動物について、動物行動学の視点で研究してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぴょこたん

15
読メさんの影響で読む。魅力的な本のタイトルをつけるのが上手な動物行動学の先生の本の中で、まずは最新刊で、一番真面目そうなものを手に取ってみた。コバヤシ教授が、大学教授になる前に飼っていた11の動物の体験記の体をなしながらも、学術的にもしっかりと書かれた内容だった。やっぱり教授になるような人は、その分野のことが本当に大好きなんだなと読んでて思った。地位やお金という邪な気持ちを持ってた私には無理w このあとは面白タイトルシリーズに入ろうと思います。まずは「先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!」から。2014/07/13

calaf

14
幼年期から学生時代(小中高大)、社会人になってから(高校教師、大学講師)と、ずっと生物(特に動物)と密に暮らしてきた著者が、専門である動物行動学の内容を織り交ぜながら書いたエッセイ集という感じ。こんな人もいるのですねぇ... (^_^;;;2014/09/27

ふろんた

12
先生シリーズの著者のエッセイ。先生がどのように作られたのかがわかります。小林先生の授業を受ければ間違いなく生き物が好きになるだろうなあ。2017/05/06

れんこ

10
高校1年生の生物の授業は居眠りばっかりで、もったいないことをしてました。小林先生の授業だったら楽しく受けられたかな、と思うのは年を取ったからでしょうか。先生の目がきらきら輝いているのが見える本で楽しく読みました。2018/07/15

七月せら

6
人間動物行動学「先生」シリーズでお馴染みの小林先生のエッセイ。「先生」シリーズは大学教授としての出来事がメインなので、幼少の頃の動物達との出会いや大学生時代、高校教師時代のエピソードが新鮮です。小林先生と動物達の愉快な物語を読んでいると、動物には心が無いなんてことはないと思えます。ただ、見ている世界、感じる世界が違うだけ。彼らの世界と私達の世界は重なる部分もあるから、彼らに共感することもできる。というわけで、トラックの騒音に驚いて先生の方に駆け戻って来るドバドのホバがとても可愛いのです。2016/06/07

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