新潮新書<br> 維新の後始末―明治めちゃくちゃ物語

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維新の後始末―明治めちゃくちゃ物語

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  • サイズ 新書判/ページ数 238p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106105487
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0221

出版社内容情報

サムライはどう殺されたのか?

サムライはどう殺されたのか? 失業した武士をどうするか? 幕府の借金を返すには? 列強から国を守れるのか? たった十年で日本を激変させた明治新政府の苦闘を描きながら、近代国家の本質に迫る。

内容説明

倒幕果たせど、維新の道険し―「一人前の国家」を目指す日本の前には、未知なる難題が山積み。失業した侍をどう処するか?国の借金をどう返すか?国防を誰に任せるのか?首都の都市計画をどうするか?人道的な裁判や刑罰とは?表現の自由は認めるのか?西郷隆盛ら反対派をどう収めるか?明治初期、無我夢中で国作りに励んだ男達の悪戦苦闘を描きながら、近代国家「日本」の原点を探る。

目次

第1部 明治夢幻録(明治維新は革命か―革命の三条件と三つの謎;桑と茶―失業と貧窮の首都;大村益次郎暗殺―破格な登用は命取り;奇兵隊反乱―民間兵の失業と解体 ほか)
第2部 明治反乱録(ざんぎり頭―頭髪は時代を映す;秩禄処分―職業としての武士を潰すまで;明治六年政変―外征派と内治派の争い;東京新繁昌記―活字が描いた新風俗 ほか)

著者等紹介

野口武彦[ノグチタケヒコ]
1937(昭和12)年東京生まれ。文芸評論家。早稲田大学文学部卒業。東京大学大学院博士課程中退。神戸大学文学部教授を退官後、著述に専念する。日本文学・日本思想史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

№9

33
タイトルが奮っている。明治めちゃくちゃ物語か、ホントよく収まったもんだよな明治維新!ってことが短くまとめられている。けど、予備知識というか関連書物をざっとでも読んでいないと逆に、本書だけではその本当の危うさがピンとはこないかもしれない。しかし知らなかったこともたくさんあったのでそれはそれで、積読本を増やすことになったが、なんだかそれが嬉しい。(o^^o)2014/07/09

糜竺(びじく)

20
大久保利通が暗殺されるまでの明治時代の動きを知ることが出来た。2024/02/12

誰かのプリン

18
どんなめちゃくちゃな出来事?事件?が出てくるのか楽しみにしていたが、通説通りでしかも紹介程度の説明しかないのが残念でした。もっと話の内容を狭めて詳細に書いてあるほうが良かったのでは?2018/09/17

なつきネコ

8
確かに、明治維新はめちゃくちゃ、幕府派を潰す以外に決まりきった考えはなかったんだな。 たしかに、大久保が望んだ日本、西郷が望んだ日本があり、皆が望む日本を求めたんだな。だから、皆が五里霧中で維新を成し遂げたんだな。しかし、維新に置ける商人の勃興は詳しく知らなかったな。金貸し商人もまさか、踏み倒されるとは思わなかっただろうな。さらに以前、萩に行った時に前原一誠の墓の清涼な雰囲気が今だに忘れらなくて、萩の乱に感情移入してしまった。2015/06/17

KAN

7
明治六年政変、岩倉使節団、西南戦争など明治10年までの大きな事件とその周辺のトピックを取り上げることで今ではよくわからなくなった当時の雰囲気が伝わってくる。維新の功労者たちが多くは暗殺やはんらんの首謀者として裁かれていくことは、現代にどういう影響を与えているのだろう。もちろん関係ないということもいえるが、教訓は残していることは確実だろう。2017/06/11

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