新潮新書
間抜けの構造

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  • サイズ 新書判/ページ数 187p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106104909
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0275

出版社内容情報

“間”の取り方ひとつで、大きく人生は変わる――。芸談から人生論まで、この世で一番大事な“間”の話。

どいつもこいつも、“間”が悪い! 正しい“間”の取り方がわかっていれば、どんな世界にいても悪いことにはならないよ──。貴重な芸談に破天荒な人生論まで、この世で一番大事な“間”の話。

内容説明

見渡せば世の中、間抜けな奴ばかり。どいつもこいつも、間が悪いったらありゃしない。“間”というものは厄介で、その正体は見えにくいし、コントロールするのも難しい。けれど、それを制した奴だけが、それぞれの世界で成功することができるんだよ―。芸人、映画監督として、これまでずっと“間”について考え格闘してきたビートたけしが、貴重な芸談に破天荒な人生論を交えて語る、この世で一番大事な“間”の話。

目次

第1章 間抜けなやつら
第2章 “間”を制すもの、笑いを制す―漫才の“間”
第3章 お辞儀がきれいな人に落語の下手な人はいない―落語の“間”
第4章 司会者の“間”を盗め―テレビの“間”
第5章 いかに相手の“間”を外すか―スポーツ・芸術の“間”
第6章 映画は“間”の芸術である―映画の“間”
第7章 “間”の功罪―日本人の“間”
第8章 死んで永遠の“間”を生きる―人生の“間”

著者等紹介

ビートたけし[ビートタケシ]
1947(昭和22)年、東京都足立区生まれ。漫才コンビ「ツービート」で一世を風靡した後、ソロとしてテレビ、ラジオの出演のほか、映画や出版の世界でも国民的人気を博す。97年、「HANA‐BI」がベネチア国際映画祭グランプリを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

446
近ごろとみに目にするたけしさんの著作。にしても、新潮社ッスよ、新書ッスよ?開いてみれば、納得の内容。「マヌケ」だけじゃない「間」についての考察。たけしさんいわく「間」というのは日本独自の文化、ということだけれどどうなんだろう、としばし。終章で「人生の間」について語る彼に、真面目と本音を見る。つくづく頭のいい人なんだなぁと思う。彼の撮った映画作品も、また観直してみたい。2019/08/23

mitei

176
確かに著者の経歴を考えれば間が大事な職業ばかりだなと思った。漫才、映画監督・・・。2013/11/30

海猫

173
序盤は実体験の間抜けエピソードと語り口の可笑しさに吹いた。後半は映画、日本人論などトーンがちょっと真面目になり読んでるこちらも真面目になってしまう。とりわけ北野監督の映画作品は独特の間合いや空気があるのであれがなぜ生まれるのか興味深かった。かといってとことん掘り下げるわけでもなく気楽に最後まで読め、なんとなく閉めて終わるのも気持ちがスーッとする。著者の実体験や知識の裏打ちあってこそ納得する内容だがそれが重みとなって語られず軽妙さを生み出しているのが良い。2014/01/21

らったった

147
著者の本をもっとたくさん読みたくなりました(^^)波乱万丈の人生を生き抜いたからこそ、芯のある言葉がたくさん!最近、本読んでるなぁと思います。2014/06/22

mura_海竜

123
3ヶ月前に図書館に予約し、やっと手元に。どんなことを期待して予約をしたのか忘れた。間抜け、間が悪い、間に合う。様々な「間」について記載。電車で読み、前半部分、笑いがこらえられない。芸人は舞台以外でどう振舞うか。人から見られている。最近のテレビはテロップが多すぎて間がない。野球ラジオ解説では笑った。生まれてきた時代との相性が悪いと、それも「間」が悪い。アーティストと職人の違い。工芸品なのかアートなのか。人類の進化は一握りのアーティストが引張る。日本語の特徴から間が生まれたとも。結構まじめにまとめているかな。2013/07/05

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