新潮新書<br> 日本農業への正しい絶望法

個数:
電子版価格
¥660
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

新潮新書
日本農業への正しい絶望法

  • 神門 善久【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 新潮社(2012/09発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 14pt
  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年05月03日 20時35分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 237p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106104886
  • NDC分類 612.1
  • Cコード C0261

出版社内容情報

「有機は美味しい」「農業は成長産業」なんて大ウソ! 徹底したリアリズムに基づく激烈なる日本農業論。「有機野菜は安全で美味しい」なんて大ウソ!日本農業は良い農産物を作る魂を失い、宣伝と演出で誤魔化すハリボテ農業になりつつある。その再生は「正しい絶望」からしか始まらない。激烈なる日本農業論。

神門 善久[ゴウド ヨシヒサ]
著・文・その他

内容説明

「有機栽培」「規制緩和」「企業の参入」等のキーワードをちりばめて、マスコミ、識者が持て囃す「農業ブーム」は虚妄に満ちている。日本農業は、良い農産物を作る魂を失い、宣伝と演出で誤魔化すハリボテ農業になりつつあるのだから。JAや農水省を悪者にしても事態は解決しない。農家、農地、消費者の惨状に正しく絶望する。そこからしか農業再生はありえないのだ。徹底したリアリズムに基づく激烈なる日本農業論。

目次

第1章 日本農業の虚構
第2章 農業論議における三つの罠
第3章 技能こそが生き残る道
第4章 技能はなぜ崩壊したのか
第5章 むかし満州いま農業
第6章 農政改革の空騒ぎ
第7章 技能は蘇るか
終章 日本農業への遺言

著者等紹介

神門善久[ゴウドヨシヒサ]
1962(昭和37)年島根県松江市生まれ。京都大学博士(農学)。明治学院大学経済学部教授。独自のネットワークを駆使して農業の研究を続ける。著書に、『日本の食と農』(サントリー学芸賞、日経BP・BizTech図書賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

49
題名からして辛口だが、マスコミや識者によるイメージづくりにとらわれて、実情を知ることなく農業ブームに乗っている人が多いという指摘には目を見開かされた。私もちょこっと手伝った程度の経験しかないけれど、確かにそんな甘いものではないのは理解している。2015/12/14

うりぼう

44
著者は、もう間に合わないという。技能が伝承されないまま、三浦氏も川上氏も亡くなった。最近の農業ブームが、農死に止めを刺すという皮肉。この本の面白さは、職人的技能を受け継ぐ仕組みと必然性を失うとその産業は凋落することを示す。それは、政治でも行政でも科学技術でも同じ。一旦下り出すと止まらない。私達は、正しい在り方の追求うよりも、場の合意を最優先する傾向。そんな中で、著者は野良を回り、名人の技能に出会い、農の本質を見る。農は土作りと協働管理。K氏のようにもがく師もいる。絶望の中の光明を信じ、レクイエムにするな。2013/04/01

さきん

27
マニュアル化ではなく技能を磨けるような農業の継承ということで、高品質の農産物を作ることが日本の農業の未来としての道筋というような内容と捉える。しかし、マニュアル化できることは徹底的にマニュアル化した方が底辺の底上げになるし、場所によっては、大規模化した方がよい農業形態もあると思う。また、全員が高品質の野菜を欲しているわけではないし、値段がある程度安い農産物があることも消費者にとって生命線になっていることはあると思う。そうでなければ、農業専業や農業主軸の人への金銭や資本、知識の援助を厚くするほかない。2018/10/19

ロッキーのパパ

22
技能が大切という著者の意見は良く分かる。 この考えは工業における町工場の活用に通じるような気がする。 確かに、技能はこれまでの日本の強みだから、それを活かさないのはもったいない。でも、農業においても新しい何かを生み出す方策が本当にないのかが気になる。2013/12/26

calaf

19
言われてみれば当然のような気もするのですが、農業問題と言うのは土地利用問題ですね。国土をどうやって利用していくかという部分に絡んでくる問題。海外では、土地利用に制限があるのは当然との事。この考え方は、何となく分かる気がする...分かるようになったのは、つい最近のような気もするけど (^_^;;;2012/10/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5398250
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。