出版社内容情報
急増中の「新型うつ病」は、本当に“病気”なのだろうか。もはや社会問題。そのまやかしを現役精神科医が暴く。
「彼女にフラれたので休職したい」が、“病気”!? この十年で急増した「新型うつ病」。従来のうつ病とは明らかに異なる病態をもつそれは、本当に“病気”なのだろうか。もはや社会問題。そのまやかしを現役精神科医が暴く。
内容説明
「上司に叱られ、やる気ゼロ」「彼女に浮気されたので休職したい」…。この十年、そんな理由で精神科を訪れる人が急増。従来のうつ病とは明らかに異なる病態をもつそれは、「新型うつ病」と総称されるようになった。診断書を手に堂々と会社を休む人々、手厚すぎる社会保障、肥大化する自己愛と精神力の低下。はたして「新型うつ病」は本当に“病気”なのだろうか。もはや社会問題。そのまやかしを、現役精神科医が暴く。
目次
第1章 「新型うつ病」とは何か(「新型うつ病」とはどのような病気か;うつ病概念の歴史;「新型うつ病」の位置づけ;「新型うつ病」はなぜ生まれたか―その三つの要因)
第2章 「新型うつ病」がもたらした社会的弊害(休職をめぐる問題;簡単にもらえる傷病手当金;しばしばもらえる障害年金;公費医療・サラ金・奨学金返済;給食費免除;その他の保障や利益;労働紛争の不思議な結末―富士通四国システムズ事件)
第3章 精神科診療からみる現代社会(「何でも人のせい」という風潮;「何でも病気」という風潮;「『知らない私』のせい」という風潮)
著者等紹介
中嶋聡[ナカジマサトシ]
1955(昭和30)年京都府生まれ。80年、東京大学医学部卒業。精神科医。医学博士。96年、那覇市に「なかまクリニック」を開業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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