新潮新書<br> 自衛する老後―介護崩壊を防げるか

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新潮新書
自衛する老後―介護崩壊を防げるか

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106104701
  • NDC分類 369.26
  • Cコード C0236

出版社内容情報

精神論でもお上頼みでも、もはや乗り切れない。自分で備え、人生最終章を守り抜くための現場報告。

介護保険はガダルカナル、精神論では、乗り切れない。 理想とはほど遠い介護の現実、特養入所待機者42万人の長い列、破綻同然の財政運営、苦しまぎれの政策転換……人生最終章を守り抜くための現場報告。

内容説明

精神論やお上頼みでは、もう乗り切れない。「される側」「する側」の双方にとって理想とはほど遠い介護の現実、特養入所待機者42万人の長い列、ガダルカナル戦にも喩えられる財政運営…二〇〇〇年にスタートした介護保険は超高齢化社会を迎え、医療、年金に続く「第三の崩壊」の危機にある。先進的リハビリと介護、認知症と看取りへの取り組みまで、介護と医療の現場から見えてくる、人生最終章を守るための選択肢とは―。

目次

序 「答え」は現場に埋まっている
第1章 日本の介護体質をぶち壊す―竹内イズムの挑戦
第2章 介護保険はどこへ行く―「在宅シフト」の矛盾
第3章 地域介護の旗手たち―故郷を守る砦として
第4章 外国人労働力に背を向ける国―看護師、介護士への狭き門
第5章 たどりついた理想郷、山本医師の福祉村
第6章 ここまで来た認知症治療―医学と介護の最前線
第7章 自衛のための基礎知識―終の場を求めて
第8章 やがて来る日のために―看取りの現場で考える
後序 難解な制度の裏にひそむもの

著者等紹介

河内孝[カワチタカシ]
1944(昭和19)年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒業。全国老人福祉施設協議会理事、国際厚生事業団理事。元毎日新聞常務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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パフちゃん@かのん変更

49
義母99歳は特養、実母83歳は老健に入所しています。明日は我が身。私が入る頃には施設は満床で入れなかったり・・・。有料老人ホームに入れるほどお金はないので不安ですね。入所者全員のおむつ外しに成功した特養の話が載っていた。一日1000cc以上の水を摂ること。下剤は飲ませず運動をさせる。胃瘻は絶対拒否します。点滴はどうだろう。持ち直す見込みがあるのなら治療に意味があるが、植物人間になって生きている意味があるだろうか。自分だったら、疼痛は薬で抑えてもらって意識レベルを落とし、死期が早まっても構わないと思う。ちゃ2012/12/03

ごへいもち

16
さすがに元新聞記者。問題が山積だなぁ2017/04/20

calaf

9
水を飲むべし(1.5リットル/日以上)、下剤は飲むべからず、胃ろうや経管栄養はするべからず、意識がなくなったら死ぬべし???まだまだ問題山積ながら、いろいろと変わってきつつあるのかな?2012/07/02

Humbaba

7
幸福な老後を送るためには,それなり準備が必要である.そして,その第一歩となることは,今の制度がどのようなものであるかを知ることである.状況を知り,自分の状態を認識することで,初めて有効な手段を選ぶことができるようになるだろう.2012/07/06

ふう

5
父の一周忌を目前に、今の介護の状況をもっと事前に分かっていたら、と思うことしばしば。いずれ来るオノレの始末をどうつけるか。時間は解決してくれない。分かりやすく、今の厳しさが理解できた。ムム 2016/09/18

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