新潮新書<br> 55歳からのフルマラソン

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新潮新書
55歳からのフルマラソン

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  • サイズ 新書判/ページ数 184p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106104688
  • NDC分類 782.3
  • Cコード C0275

出版社内容情報

走れば、人生が変わる──典型的メタボと精神的ストレスからの脱却、そして自分への挑戦をつづる15篇。

走れば、人生が変わる! ランニング・エッセイ15篇。 五十代半ばを過ぎ、肉体は典型的メタボ、ストレス続きで精神的にもどん底……しかし、走ることであらゆることが変わって行った。再生とさらなる自分への挑戦をつづる。

内容説明

日本振興銀行の経営破綻による混乱のさなか、代表執行役社長となった作家は、ふとしたきっかけで走り始める。五十代半ばを過ぎ、肉体は典型的メタボ、ストレス続きで精神的にもどん底だったが、走ることであらゆることが変わって行った。仲間との早朝練習、散々だった初マラソンから念願のサブフォー達成、そしてさらなる自分への挑戦―震災を挟んで二年、マラソンによる予想外の変化をつづるランニング・エッセイ。

目次

42.195キロ?そんなの無理ですよ
そう深刻ぶるな、お前だけが悩んでいるんじゃない
もう二度と走りたくない…初めてのフルマラソン
メタボと睡眠時無呼吸症を克服するまで
有酸素運動、脂肪燃焼、そしてLSD
二〇〇七年、東京マラソンが全てを変えた
原発事故と短篇小説「マラソン先生」
人生にはベタな励ましも必要だ
私大出「グリコ」と東大出「エリート」の違い
目標だったサブフォー達成―二つのレースから
走ることには禅的効果がある
日本人のマラソン好きとホノルルマラソン
走らせていただく側と、走っていただく側へ
ランニングブームが示す景気回復のヒント
いったい、何を目指して走るのか

著者等紹介

江上剛[エガミゴウ]
1954(昭和29)年兵庫県生まれ。作家。早稲田大学政治経済学部卒。旧第一勧業銀行勤務を経て2002年に『非情銀行』でデビュー。2010年、日本振興銀行の経営破綻に際して、代表執行役社長として混乱の収拾にあたる。小説、ビジネス書など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あすなろ

92
あの江上氏のマラソン本。実は最近迄読友さんの登録本を見る迄、江上氏がマラソンをされるとは知らなかったのである。早速底本なのかこちらを読了。結論から言うと、我等中年サラリーパーソン各位は手にしてみると良い。我等に与える筈であるマラソン効能を我が事の様に擬似体感させてくれる。ストレス発散・これまでの仕事の振り返り・恰も禅の様な境地。そして、体への効果。僕もストレスからウォーキング・ランを止めれないでいる。そして、ハーフマラソンやフルマラソンをいつか走りたくなってしまったのである。2023/12/17

k5

69
自殺者が出るほどの過酷な仕事の中、ランニングの時間が救いになった、というあたりまでは、ほぼ涙しながら読んでいたのですが、後半ちょっと寄せ集め感が、、、短篇「マラソン先生」くらいまでで終わればよかったんじゃないかと。ちなみにマラソン本いくつか読んで思うんですが、いくら50代だろうとメタボだろうと、学生時代、運動部だった人は問題なく10キロからスタートしていて共感しづらいですね。ワタシのようなザ文化系が求めるのは10キロまでに二回は故障してくれる本です。2021/06/25

B-Beat

44
◎5月から始めたジョギング。最初2kmがやっとだったのが、段々と距離が延び、9月には20kmも何とか走れるようになった思わぬ自分を発見した。そしてその走る先に当然ながらドーンと鎮座するのがフルマラソンという名の大明神。で、最近よく読むのがこの手のマラソン関連本。本作は作家江上剛さんのマラソン経験談+実録+奨め+エッセイといったところ。初めてマラソンを走った時の「実況」は大いに参考になるというか興味深いというか。何だか自分が感じたことを代弁してくれている部分も散見。マラソンへの道、ま、ゆっくりと走ろう。2014/10/09

鈴木拓

24
高齢になってからのフルマラソン練習の話かと思ったら、よい意味で全然違っていた。江上氏がどのような背景で走り始め、ランニングに取り組んできたかがとても興味深い。また、なぜ人はマラソンを走るのかという考察にはとても共感できた。この本を読みながら、自分自身がマラソンを走ることの意味を改めて考えてみた一冊となった。良書である。2022/08/30

ロッキーのパパ

22
タイトル通り、55歳から走り始めた著者の想いを綴ったエッセイ風の文章が集められている。自分がランニング初心者だったころに感じたようなことが書かれている。これから走り始める人向けの本だと思う。詳しいトレーニング理論とかは書かれていないので、ある程度以上真剣に取り組んでいる人の参考にはならない。一点だけ、禅とランニングの関係は納得できない。ファンランならともかく、練習やレースでは走ることに集中しないとタイムを出せないと思う。2012/09/13

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