新潮新書<br> 恐怖の環境テロリスト

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新潮新書
恐怖の環境テロリスト

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  • サイズ 新書判/ページ数 220p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106104602
  • NDC分類 480.79
  • Cコード C0236

出版社内容情報

環境のためなら人でも殺す。捕鯨船に体当たり、製薬会社に放火攻撃――いま日本を狙う、黒い活動家の正体とは。

環境のためなら人でも殺す。捕鯨船に体当たり、製薬会社に放火攻撃――環境テロリストはなぜいま日本を狙うのか? ハリウッドを巻き込んだ“動物愛護業界”とは?黒い活動家の正体を暴く貴重な一冊。

内容説明

環境のためなら人でも殺す。調査捕鯨船に高速艇で体当たり、イルカ漁師に暴言連発、製薬会社に放火攻撃―奴らは「お騒がせ集団」なんかじゃない。カルト的思想と違法手段で武装した環境テロリストだ。背後には彼らを英雄扱いして稼ぐ世界的TVチャンネル、ショーン・ペンらハリウッドの大御所達。巨額のカネで繋がった“動物愛護業界”とは何なのか?なぜ今日本を狙うのか?黒い活動家の正体を暴く貴重な一冊。

目次

第1章 日本叩きで稼ぐ動物愛護産業
第2章 原理主義者のオモテ戦術、ウラ組織
第3章 シー・シェパード急成長の奥義
第4章 キング牧師、ガンジー、グリーンピース
第5章 カナダはなぜ撃退に成功したか
第6章 立ち上がった日本人たち

著者等紹介

佐々木正明[ササキマサアキ]
1971(昭和46)年岩手県生まれ。大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)卒業。産経新聞社に入社、神戸総局、大阪本社社会部等を経てモスクワ大学留学。2007年より東京本社外信部所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

45
アカデミー賞を受賞した映画「コーヴ」そこに描かれているのは太地の漁民によるイルカ漁の様子。実は巧妙に作られていること。海外でもエコテロリストと呼ばれかない過激な行動を行っていること。自然保護とはなにかについて考えさせられた。人に危害を加えて自然を、環境を保護すると主張してもそれは横暴というものであろう。このような団体を支持する大きなスポンサーがいることも事実。2015/07/01

HMax

31
環境原理主義者によるテロ。まるで悪い宗教にはまったように自分達の考えを押し付け、人を傷つけることを厭わない。シーシェパードのワトソン氏が言うメディア哲学は凄いの一言、トランプ大統領も実践しているのでは?と思ってしまいます。一部抜粋すると「メディアの中に客観性は存在しない。自分の意図や動向については偽情報を流せ、派手派手しいドラマを演出し相手を騙せ、人々の信頼を勝ち得るために犠牲者のふりをしろ」。この哲学を持った何百億円も稼ぎ、千人以上のプロ活動家を擁した環境原理主義集団に立ち向かうのは容易ではありません。2020/08/01

白義

17
和歌山県、太地町のイルカ漁を巡って繰り広げられるエコテロリストたちの暗躍、PR戦略を中心に、テロリズムと言って差し支えないまでに過激化した動物愛護、環境保護集団の周辺事情を明確に、しかし広くフォローした一冊。シー・シェパードのポール・ワトソンや、様々な団体に関わるジョシュア・ハーバーなど人物を中心に過激派動物愛護運動の歴史をたどり、さらにそのメディア戦略の手法や、思想史的なルーツまで検証しているのは労作と言えるだろう。ソローの市民的不服従を背景に、というか悪用したそのやり口は見ていると確かに実に巧みである2018/08/08

秋 眉雄

12
過激な動物愛護団体についての一冊。『祖国(アメリカ)は、モノを浪費するだけの「夢のアメリカンライフ」の偽善を世界中にばらまいている諸悪の根源で、さらに地球環境と生態系に元に戻せないほどの損害を負わせる「歴史上、最も過激なテロ組織」である。/クレイグ・ローゼブラフ(地球解放戦線・広報/アメリカ議会公聴会にて)』これ、ある意味その通りですよね。2017/10/24

こぺたろう

11
家に本書が見当たらなかったので購入しましたが、再読でした。家のどこかにあったのかな。記憶なし。読んだ印象は前回書いていた感想と同じで、独善的な価値観を持つ者と対話しても、相互理解はかなり困難なのだろうと思います。国民が守るべき規制に従ったうえで、それ以上のことは、人は人、自分は自分が基本で良いと思います。本書の最後に出ているシーシェパードの訴訟も、その後アメリカの司法判断が出てたりしており、内容は少し古いですが、良書だと思います。2021/04/17

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