新潮新書<br> 人口激減―移民は日本に必要である

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人口激減―移民は日本に必要である

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  • サイズ 新書判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106104350
  • NDC分類 334.41
  • Cコード C0231

出版社内容情報

日本の人口減少が止まらない。このままでは、内需の縮小による経済的後退のみならず、活力そのものが失われ、日本は世界から取り残されていくばかりだ。本書では、人口減少化社会への劇薬として、移民受入れを議論する。彼らの労働力や「多文化パワー」を最大限に活かす方法、その経済的効果、本当の受入れリスクなどを検証。はたして移民は、“救世主”となるのか。国際交流のスペシャリストによる、新しい日本再生論。

内容説明

日本の人口減少が止まらない。このままでは、内需の縮小による経済的後退のみならず、活力そのものが失われ、日本は世界から取り残されていくばかりだ。本書では、人口減少化社会への劇薬として、移民受入れを議論する。彼らの労働力や「多文化パワー」を最大限に活かす方法、その経済的効果、本当の受入れリスクなどを検証。はたして移民は、“救世主”となるのか。国際交流のスペシャリストによる、新しい日本再生論。

目次

序章 失われた「経済電圧」
第1章 二〇三五年 鎖国編
第2章 開国を拒む心理
第3章 世界から取り残される日本
第4章 ビジョンなき受入れ現場
第5章 二〇三五年 開国編
第6章 移民受入れで変わる日本
第7章 草の根の受入れ基盤
第8章 それでも日本に移民は必要である

著者等紹介

毛受敏浩[メンジュトシヒロ]
1954(昭和29)年生まれ。日本国際交流センター勤務。地球ネットワーク主幹。慶応大学卒。エバグリーン大学大学院修了。兵庫県庁に勤務後、1988年より現職。草の根の国際交流に携わる。慶大などで非常勤講師を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kubottar

10
鎖国体質の日本に移民はどうなんだろうなあ。確かに、移民という異分子を入れなければグローバル経済に移行できないとは思う。しかし、この本では移民のメリットを多数紹介していて明るい未来もあることを学んだ。2014/10/11

りょうみや

6
活力の失われていく日本に移民の必要性を説く本。はじめの「多くの反論は覚悟の上」「同調してくれとは言わない、議論する必要だけは感じてほしい」は印象的。外国人受け入れ成功の条件の一つとして、日本語を学ぶ意欲と子どもの教育に熱心である外国人を受け入れ、国内で日本語教育を徹底することを挙げている。欧州移民の問題点から教訓を得ており、これはまったくその通りだと思う。言葉が通じれば地域の分断と言語の落ちこぼれによる貧困の連鎖を防ぐことができる。これができれば私も移民に反対はしない。しかし決して簡単ではなさそう。2016/10/02

ja^2

5
私も移民は受け入れざるを得ないと思う。その方向性に異論はないが、やはり本人も認めている通り、全体を楽観視し過ぎていると思う。▼ただ不安視せよというのではなく、受け入れた場合のマイナス面をもっと突き詰めて、その対応を考える必要があるだろうと言いたいのだ。▼たとえば、群馬でも浜松でも急速に増えたブラジル人が景気の波によってその後は激減した。ラモスがフットサル大会をやったなんてことは何の解決にもなっていないのだ。▼そうした最前線での問題に回答を用意しないのでは、大きな話は進まない。神は細部に宿るのである。2014/11/04

calaf

5
ある程度の頻度で外国人と接する機会のある人と、全くない人とで大きな意見の違いが見られるのは、自分の体験からしてその通りかと思います。これから先、日本国内に外国人が増えるのは間違いないけれど、それがある臨界点を超えた段階で、一気に話が進むのではないかな...ただ、それまで待っていては遅すぎるという意見も、ある程度そうだとも思う...2012/02/20

1_k

2
人口減少を何とかせねば日本に未来はない、だから移民が必要だ! というナイーブな理論に貫かれた本書、移民によるメリットが「活力」だの「異文化による刺激」だのといった精神論に終始したのはいかがなものか。ただでさえ労働集約産業の海外移転が進む日本に単純労働者を入れてどう養うのか、きっとすばらしいアイディアがあると思いきや、農業と介護だけなのには目が点になる。移民によるベンチャーの例が「キムチ製造会社」とかギャグですか? 私、移民には必ずしも反対ではありませんが、この本のレベルで進めるのならば大反対です。2011/09/24

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