新潮新書<br> 中国のジレンマ 日米のリスク

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新潮新書
中国のジレンマ 日米のリスク

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106104329
  • NDC分類 332
  • Cコード C0233

出版社内容情報

軍事・外交において存在感が高め、成長を続ける中国だが、実は政治・経済両面から大きな岐路に立っている。自らの成長が、資源価格高騰を招きかねないジレンマに直面し、さらなる豊かさを求める国民への対応も難しい局面を迎えている。世界第2位の経済大国となった中国が覇権を握る時代はやってくるのか? イデオロギーを廃した冷静な分析を元に、日米中・GDPトップ3の近未来を大胆に予測する。

内容説明

中国の成長がいつまで続くかを読み解く鍵は70年代の日本にある。環境破壊、格差拡大、資源不足…急激な経済成長が生み出した歪みは、その国に確実に影を落とすからだ。成長ゆえの破綻―彼らはこのジレンマを解消することはできるのか。その趨勢で日米はいかなるリスクを抱え、それをどう乗り切るのか。反中でも媚中でもないスタンスから、データに基づいて冷静に日米中・GDPトップ3の近未来を大胆に予測する。

目次

第1章 なぜ中国は金融危機に強かったのか
第2章 中国が陥りかけているジレンマ
第3章 70年代の日本が暗示する未来
第4章 アメリカが中国経済を左右する
第5章 資源インフレの淵に立つ世界経済
第6章 5年後の中国、日本の行く道

著者等紹介

市川眞一[イチカワシンイチ]
1963(昭和38)年東京都生まれ。クレディ・スイス証券チーフ・マーケット・ストラテジスト。明治大学卒業後、和光証券、クレディ・リヨネ証券を経て2000年に現在の会社へ。小泉内閣下の構造改革特区評価委員、民主党政権における仕分け人など多数の公職を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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