新潮新書<br> オバマも救えないアメリカ

電子版価格
¥660
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

新潮新書
オバマも救えないアメリカ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 204p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106104244
  • NDC分類 316.853
  • Cコード C0236

内容説明

有色人種と弱者の期待を一身に背負って大統領となったオバマ。しかし底辺の人々は救われないままだ。「あそこの住民は簡単に人を殺す」「黒人はいつだって虫けらのように扱われる」「オバマは現実が見えていない」―物乞い、失業者、移民から元世界チャンプ、メジャーリーガーまで、筆者は丹念に、重苦しい現実と格闘する人々の声を拾って歩く。世界最大の階層社会で苦しむアメリカ人を描ききった渾身のルポ。

目次

オレもオバマに投票したよ―2人の教え子との対話
あそこの住民は簡単に人を殺す―最も危険な街WATTSを歩く
ここはゴーストタウンになりかかっている―スプリングスティーンが歌った街で
メキシコナンバーの車には近づくな―国境にて
黒人はいつだって虫けらのように扱われる―オスカー・グラント事件
祖父のように警官になろうと思う―黒人格闘家ヴァーノン・ホワイトの志
トロントに観光で来られるなら金持ちだ―カナダの移民たち
このままだとデトロイトは地獄になるよ―物乞いたちの生活
まずは高校を卒業させてやりたい―10代のホームレスを見守る人たち
オバマは希望を与えようとしないじゃないか―故郷・シカゴを歩く
オバマは理想主義者で、現実が見えていないよ―移民たちの明暗
政治家が何を話そうが、オレは全く興味ないね。あんまり人間を信用すると、痛い目に遭うよ―元世界チャンプの諦念

著者等紹介

林壮一[ハヤシソウイチ]
1969(昭和44)年埼玉県生まれ。東京経済大学在学中にボクシングのプロテストに合格するが、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経てノンフィクションライターとなる。96~2010年、アメリカで取材を重ねる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。