新潮新書<br> 死刑絶対肯定論―無期懲役囚の主張

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死刑絶対肯定論―無期懲役囚の主張

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  • サイズ 新書判/ページ数 204p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106103735
  • NDC分類 326.4
  • Cコード C0232

出版社内容情報

哀しい事実だが、犯罪者のほとんどは反省しない。受刑者処遇法の改正で圧倒的に「自由」になった刑務所では。今日も受刑者たちの笑い声が響いている。裁判では頭を垂れるも内輪では「次は捕まらないよ」とうそぶく彼らを前に、何をすれば良いのか。犯罪者を熟知する著者は、彼ら自身を「死」と向き合わせるために「執行猶予付き死刑」を導入せよ。と説く。現役の無期懲役囚が塀の内側から放つ、圧倒的にリアルな量刑論。

内容説明

哀しい事実だが、犯罪者のほとんどは反省しない。監獄法の改正後、「自由」になった刑務所では、今日も受刑者たちの笑い声が響いている。裁判では頭を垂れるも内輪では「次は捕まらないよ」とうそぶく彼らを前に、何をすれば良いのか。犯罪者を熟知する著者は、彼ら自身を「死」と向き合わせるために「執行猶予付き死刑」を導入せよ、と説く。現役の無期懲役囚が塀の内側から放つ、圧倒的にリアルな量刑論。

目次

第1章 ほとんどの殺人犯は反省しない
第2章 「悪党の楽園」と化した刑務所
第3章 殺人罪の「厳罰化」は正しい
第4章 不定期刑および執行猶予付き死刑を導入せよ
第5章 無期懲役囚の真実
第6章 終身刑の致命的欠陥
第7章 死刑は「人間的な刑罰」である
第8章 無期徴役囚から裁判員への実践的アドバイス

著者等紹介

美達大和[ミタツヤマト]
1959(昭和34)年生まれ。無期懲役囚。現在、刑期十年以上かつ犯罪傾向が進んだ者のみが収容される「LB級刑務所」で服役中。罪状は二件の殺人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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mitei

94
本書は無期懲役囚の著者が書いた一冊。本当にこの人が人を殺したのかと思うような論理的に書かれた文章だった。で服役囚の実情がよくわかってよかった。確かに死刑は必要だと思う。著者の事例をもっと詳しく知りたくなった。2013/03/14

zero1

35
二人を殺して無期懲役となった著者が、死刑と終身刑について述べた一冊。彼によると、ほとんどの囚人は反省しない。「運が悪い」と思っていることが多いという。終身刑については批判的で死に向き合うからこそ人は反省すると述べている。冤罪に関する考察や裁判員へのアドバイスもしており、興味深く読める。拘置所の中で著者は死刑囚と実際に話をしており、意見には妙に説得力がある。著者は読書家で頭脳明晰。論理的な思考は驚くばかりだ。実はこの著者は実在せず、優秀な刑務官が書いているのではないかと疑ってしまうほど。2018/11/12

James Hayashi

32
本名不詳の現役無期懲役囚の著者、10年著。例えば30年間服役し150万なりの金を持ってシャバに戻っても、仕事の保証はなく、知り合い家族もなく、目標もない人間の扱いに困るのが社会であろう。本人も少なくとも50歳越え、金が無くなれば再び犯罪に手を染めることが分かっているだろう。施設も限られたスペースであり終身刑などに刑法が変われば、国家の財政は更に苦しくなる。かといって死刑を簡単に行うことは以ての外。妻帯肉食禁止の坊主(日本にはない?)として生涯償っていく事はどうだろう?刑務所暮らしの著者が出会った 続く→2019/08/09

金吾

31
無期懲役囚である著者が書いているだけに服役者の考えとかはそうなのだろうなと思ってしまいます。服役者で反省しているものはあまりいないという話は著者の書きっぷりをみともありうると思いましたし、刑務所が居心地がいいと犯罪の抑止にならないという話や終身刑はヤバイという話はそりゃそうだと思いました。2021/05/28

うさうさ

28
2件の殺人を犯し無期懲役囚として服役中の著者から見た刑務所内や服役囚の実情と、司法制度への提案。 何となく想像していた事より遥かに呆然とする実態だった。 被害者の命があまりにも軽すぎる。 説得力のある内容なので、司法に携わる人間も読むべきだと思う。2017/11/01

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