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新潮新書
朝鮮人特攻隊―「日本人」として死んだ英霊たち

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  • サイズ 新書判/ページ数 188p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106103421
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0221

出版社内容情報

第二次大戦末期、特攻隊の一員として日本軍に加わり、死んでいった朝鮮半島出身者たちがいた。その数およそ二十名。韓国という国が存在しなかった当時、半島出身者が「日本人」として生き、死んでいったのは当然のことである。しかし、彼らは戦後、反日的な世論の中では「国賊」的存在として、タブー視されてきた。いったい彼らは、どう生き、何のために死んでいったのだろうか。歴史の闇に埋もれた真実を掘り起こす。

内容説明

第二次大戦末期、特攻隊の一員として日本軍に加わり、死んでいった朝鮮半島出身者たちがいた。その数およそ二十名。韓国という国が存在しなかった当時、半島出身者が「日本人」として生き、死んでいくのは当然のことだった。しかし、祖国独立後の反日的な世論の中で、彼らは「国賊」的存在としてタブー視されてきた。いったい彼らは、何のために死んでいったのだろうか。歴史の闇に埋もれた真実を掘り起こす。

目次

第1章 ある朝鮮人特攻隊員の死をめぐって
第2章 親日派狩りであぶり出される「不都合な真実」
第3章 「空への夢」に殉じた女性飛行士
第4章 南方戦線の朝鮮人特攻隊員
第5章 沖縄戦線の朝鮮人特攻隊員
第6章 特攻隊遺族が歩む隘路
第7章 韓国空軍を作った日本軍人たち

著者等紹介

〓淵弘[ベヨンホン]
1955(昭和30)年東京生まれ。ジャーナリスト。神奈川大学法学部卒。AFP通信東京支局やAP通信ソウル支局のカメラマン、『サンデー毎日』記者などを経て独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

北本 亜嵐

14
大東亜戦争末期、徴兵は統治されていた朝鮮半島にまで広がった。その中の20名が「特攻隊」の一員となり、「日本人」として散華された。戦後-半島の反日与論の中では彼らの存在は「親日派」「売国奴」と同様になっている。真実は何なのかをつきとめたノンフィクション。日韓の歴史の闇が晴れた時、20人の兵士たちの評価も変わるのではないだろうか。衝撃の一冊でした。2015/05/11

うぉ

13
まずはその存在を知るということ。そしてその歪さから派生する様々な問題とその根深さを知るということ。2019/12/22

雨巫女。@新潮部

13
《私‐図書館》正直、ショックだった。彼らは、家族を守り、戦っただけなのに、彼たちには、罪はない。存在を知ってほしい。2011/10/10

inokori

9
標題どおりの,太平洋戦争期に特攻隊として死ななければならなかった朝鮮半島出身の兵士たちについての記録かと思ったが,その朝鮮人特攻隊の記憶や存在そのものが現代の韓国の人々にとってどのように理解──本書で示されている多くは「日帝のために死んだ民族の裏切り者」ともいうような「拒絶」なのだが──されてきているのかが本書の主題.侵略国の英霊となった同胞から現代の韓国社会を照射するノンフィクション.読まれるべき佳作.2010/01/08

ず〜みん

6
とてもタイムリーな本をたまたま読んだ。政治的な事はあまりSNSでは口にしない様にしてるけど、第2章にある親日派の弾劾の歴史が、ナチスのユダヤ人政策と同じ手法で苦笑いする。 さて、本著は士官として特攻した朝鮮人の軌跡を辿る本で、詳しい遺族や特攻の様子と共に、様々な動機を抱えた心中複雑な(在日)朝鮮人と太平洋戦争という一面を抱えている。 「誇れる日本人になりたい」「韓国の誇りのために死ぬ」「日本は特攻兵に対して無責任な国ではない」…死ねば犬死、生きれば韓国航空界設立の雄。戦争って様々なものを一変させるのだな。2015/12/29

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