新潮新書<br> 人間の器量

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新潮新書
人間の器量

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  • サイズ 新書判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106103407
  • NDC分類 159
  • Cコード C0210

出版社内容情報

優れた人はいる。感じのいい人もいる。しかし、善悪、良否の敷居を超える、全人的な魅力、迫力、実力を備えた人がいない。戦後、日本人は勉強のできる人、平和を愛する人は育てようとしてきたが、人格を陶治し、心魂を鍛える事を怠ってきた。なぜ日本人はかくも小粒になったのかー。その理由と本質に迫ることこそが、日本人が忘れたものを再認識させ、人生を豊かにしてくれるのだ。

内容説明

優れた人はいる。感じのいい人もいる。しかし、善悪、良否の敷居を超える、全人的な魅力、迫力、実力を備えた人がいない。戦後、日本人は勉強のできる人、平和を愛する人は育てようとしてきたが、人格を陶冶し、心魂を鍛える事を怠ってきた。なぜ日本人はかくも小粒になったのか―。その理由と本質に迫ることこそが、日本人が忘れたものを再認識させ、人生を豊かにしてくれるのである。

目次

序章 器量を問う事(人物観の平板さは、自らを縛りかねない;人を見る事は、自分の器を測る事;器は何歳になっても大きくできる)
第1章 なぜ日本人はかくも小粒になったのか(戦後、わが国は人物を育てようとしてきたか;戦死にたいする覚悟がいらなくなった;貧困と病苦にたいする怯えがなくなった)
第2章 先達の器量に学ぶ(西郷隆盛の無私;横井小楠の豹変;伊藤博文の周到;原敬の反骨;松永安左衛門の強欲;山本周五郎の背水;田中角栄の人知)
第3章 器量を大きくする五つの道(修行をする;山っ気をもつ;何ももたない;身を捧げる)
終章 今の時代、なぜ器量が必要なのか
器量人十傑(明治、大正・昭和戦前、戦後から今日まで)

著者等紹介

福田和也[フクダカズヤ]
1960(昭和35)年東京生まれ。文芸評論家。慶應義塾大学環境情報学部教授。慶應義塾大学文学部仏文科卒。同大学院修士課程修了。1993年『日本の家郷』で三島由紀夫賞、2002年『地ひらく』で山本七平賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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