新潮新書<br> 日本語教のすすめ

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新潮新書
日本語教のすすめ

  • 鈴木 孝夫【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 新潮社(2009/10発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 252p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106103339
  • NDC分類 810.4
  • Cコード C0281

出版社内容情報

面白い。深い。美しい。日本語は世界に冠たる大言語である。
五十年の集大成、究極の日本語講座。

内容説明

「日本語は英語に比べて未熟で非論理的な劣等言語である」―こんな自虐的な意見に耳を傾けてはいけない。われらが母語、日本語は世界に誇る大言語なのだ。「日本語はテレビ型言語」「人称の本質とは何か」「天狗の鼻を“長い”ではなく“高い”と表現する理由」等々、言語社会学の巨匠が半世紀にわたる研究の成果を惜しげもなく披露。読むほどに、その知られざる奥深さ、面白さが伝わってくる究極の日本語講座。

目次

第1章 日本語は誤解されている(日本語ってどんな言語;漢字の読みはなぜややこしいのか;ラジオ型言語とテレビ型言語)
第2章 言語が違えば文化も変わる(虹にはいくつの色があるのか;太陽は世界のどこでも赤いのか;蛾と鯨が同じ理由;文化によって異なる羞恥心)
第3章 言葉に秘められた奥深い世界(天狗の鼻は「長い」ではなく「高い」;形容詞の中身はなに?;江戸時代、「日本酒」はなかった)
第4章 日本語に人称代名詞は存在しない(身内の呼び方の方程式;日本語の人称代名詞を巡る問題;指示語と自己中心語のしくみ;「人称」の本質は何か)
第5章 日本語に対する考えを改めよう(日本人のもつ相手不在の外国語観;日本語教のすすめ)

著者等紹介

鈴木孝夫[スズキタカオ]
1926(大正15)年、東京生まれ。慶応義塾大学文学部英文科卒。慶応義塾大学名誉教授。専攻は言語社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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樋口佳之

26
理解できないことは、この不完全で非論理的な性格を持つとされた日本語をともかく使いながら日本人が僅か百年で、日本を遅れたアジアの弱小国から、教育の最も普及した、世界でも上位を占める経済技術大国に発展させることが出来たという事実と、日本語が社会の発展を阻害する遅れた不完全な言語だという命題が、どう見ても相容れない/これ普通に相容れます。高度成長期までの産業なら尚更。/対称的な本という事で読んでみましたが、難しくても頑張って身に付けば素晴らしいとの主張では、日本語話者が増える事はなかろうと思いました。2019/04/05

Haruka Fukuhara

9
タイトルに惹かれて。現状信仰を聞かれたらこう答えるしかないのかな、と思ってたら書棚にこの本を見つけて驚いて手に取ってみた。著者はよく見たら高名な先生で、後から知ってまた驚いた。2017/03/05

だいだい(橙)

8
近所の本屋で平積みにされていた本。これまで英語を使って仕事をすることが多かったので、英語と日本語の違いはいつも意識していたが、言語社会学という学問があるとは知らなかった。言われてみればたしかに、日本語は音の面で貧弱な言語で、それを補うために漢字がないと困る。そして、日本は江戸時代から庶民の識字率が高かったことも著者の指摘の通りで、日本語に劣等意識を持つ必要は全くないのだ。一方、日本語には欠点もあって、確かに他者と自分の境界があいまいだし、議論には向かない。言葉をめぐるコネタだけでも楽しく読める。2015/04/17

rokubrain

7
言語学的に見て、 他言語との比較から「日本語に人称代名詞は存在しない」という気づき、発見から 分析をしていく過程は、大切なポイントと思いました。 恐らく外国人には分かりにくいものの一つでしょう。 会話のなかで敢えて人称を用いず、対話者同士を際どく対峙させようとしないことばの習性は、 従来ありがちだった日本語は論理的でない(自虐的に劣等)というよりも、 発想を変えて、「思いやり」とみれば、奥ゆかしく極めて平和的な言語 といえるのかもしれません。 2015/02/25

aochama

4
日本語に関する蘊蓄、他の言語との文化的な比較も楽しめますが、著者が主張する、日本語はマイナーでも劣等言葉でもない、もっと国際普及をすべき、戦争を放棄した日本が国際社会で大国としての地位を保つには、言葉こそ最強の武器であり防衛力という認識を持つべきという点には賛同できます。2016/10/22

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