新潮新書<br> 黒澤明から聞いたこと

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新潮新書
黒澤明から聞いたこと

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106103117
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0274

内容説明

“世界のクロサワ”の傍らで約二〇年間、数々の言葉を聞いてきた映像プロデューサーが回想する、その威容。

目次

巨星堕つ―来たるべき日
接近―『影武者』の現場
アパートの巨星―二度目の邂逅
復活―『影武者』プレミア上映会の熱狂
七光り―『乱』の父と子
ライフワーク―『乱』の始動
巨星の美―幻の記録映画『能の美』
悲しみと栄光―『乱』の完成
願い―『夢』美しき葬列
背信と償い―『八月の狂詩曲』メイキング始末記
遺言―『まあだだよ』娘との現場見学
出発―それぞれの旅

著者等紹介

川村蘭太[カワムラランタ]
1945(昭和20)年長野県生まれ。國學院大學文学部中退。コピーライター、CMプロデューサーを経て、黒沢エンタープライゼズ(現・黒澤映像プロモーション)専務取締役。以後、公私にわたり黒澤明家と交流。現在、企画制作会社ドラゴン・フライ代表取締役社長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジョニー出ッ歯

3
ものを作るなら、良い人は罪悪だ。話す表情より聞く表情が大事なんだ(役者論に好感)。創造は記憶を作ること。妻他界の悲しみ、親の七光りの事にも触れている。 2010/10/13

ころすけ

1
晩年の「世界のクロサワ」との邂逅をつづっている。黒沢家の素顔が垣間見れる。出てくる黒沢明の言葉は俯瞰的な視点が感じられるもので、重みがある。2010/03/06

でおでお

0
黒澤一家との偶然とはいえあまりに奇跡的な出会いから、著者が監督を「お父さん」、監督が著者を「ダンさん」と呼ぶ仲になるのはうらやましくもあるが、夫人に代表される黒澤一家の爽やかで凛としたものだけでなく、黒澤明という巨星と共に生きるために背負わざるをえなかった業のようなものを間近に見ることは切ない体験だったろうことが行間に漂っている。2010/08/20

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