内容説明
「自己実現」に幻想を持たず、出世のためにあくせくせず。滅私奉公に背を向けつつも、得意分野では爪を磨ぐ。そんなネコ型社員が増殖している。忠犬型社員だけでは、企業は生き残れない。鍵を握るのは、気まぐれなようでいて、タフでしたたかなネコ型社員である。彼らが生まれた背景とは？その活かし方とは？会社の閉塞感、職場のギスギス感をなくすためのヒントがふんだんに盛り込まれた、目からウロコの一冊。
目次
はじめに あなたもネコ型社員かも
第１章 なぜネコ型社員なのか
第２章 「自己実現」のウソ
第３章 日本人は勤勉なのか
第４章 ネコ型社員の掟
第５章 内弁慶が会社をダメにする
第６章 ネコ型社員を活かすために
第７章 ネコ型は会社を変えるか
おわりに 日本はネコ化するのか
著者等紹介
山本直人［ヤマモトナオト］
１９６４（昭和３９）年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。博報堂に入社後、コピーライター、研究開発、人事局での若手育成などを経て、２００４年退職、独立。青山学院大学講師（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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Humbaba
11
お金は多くもらえたほうが良い．それ自体は同じであっても，お金や会社に対してどこまで価値を認めるかはそれぞれ異なっている．人は，自分の評価軸が普通のものであると思いがちである．しかし，その意識で若手に接していれば，理解出来ないと嘆くことになるだろう．2011/12/26
おらひらお
5
2009年初版。面白い一冊。僕がいる業界の人はほとんどネコ型社員かも・・・。だけど出世すると豹変する人も多いようです。でも、ネコ型だけだと競争力は落ちそうですね。2012/09/30
Kentaro
4
ダイジェスト版からの要約 １．砂場を作る ２．見返りを求めない ３．自信を持って甘やかす。締める時は締める。つまりネコ型社員を前にして考えるべきことを一言でいうと、「緊張と弛緩」のマネジメントだ。砂場の子どもはいろんなモノをつくっては、ああでもないこうでもないと繰り返して壊している。それは、作ることに何らかの喜びを見出しているからだが、それ自体はとりたてて生産的な行為とも思えない。仕事の上で「砂場を作る」というのも似たような感覚だ。ネコ型社員が、とりあえず興味を示すような仕事に挑戦させてみるということだ。2018/06/22
Humbaba
3
人によって適切な人生の歩み方がある。例え社会的に見て正解であったとしても、それが自分にとっては合わないものだったとすればそれは良い決断とは言い難い。杭のない人生を送れるようにするためにも、自分にとって何が大切なのかをよく考えてみることが大切だろう。2014/10/08
Naota_t
2
本書では、最近の“モーレツ社員”とはちょっと違う、かといって不真面目と言う訳ではなく、頑張るときにはちゃんとやる、みたいは人種の社員が増えてきていることに対して、良いとも悪いとも言わず、そういった人種との付き合い方を伝授するのが本書の主旨？だろうと思う。 自分もネコ型な部分があるなぁ、と思ったり、こういうネコ型な人周りにいるなぁと思ったり…、その先の「だから何」という部分を読みとるのが難しい内容でした。結局、著者が言いたかったのは何なんだろう…？ 2015/12/15
