新潮新書<br> 井伊直弼の首―幕末バトル・ロワイヤル

電子版価格
¥462
  • 電書あり

新潮新書
井伊直弼の首―幕末バトル・ロワイヤル

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 251p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106102523
  • NDC分類 210.58
  • Cコード C0221

出版社内容情報

地震、開国、コレラ、大獄、御金蔵破り。凡人大老、強権発動。政敵粛清が命取り。
黒船到来という外患が内憂に転じ、動乱期が始まった――。激動期には、誰が政治権力を握るかが決定的な重要を帯びる。本書で扱う安政期のキーパーソンは、部屋住みの庶子から幕府権力の絶頂、大老にまで駆け上がった井伊掃部頭直弼だ。条約勅許、将軍継嗣問題、地震、インフレ、コレラなど難問が山積する中、京都朝廷の意向を無視して調印を強行し、反対派を弾圧することで自ら墓穴を掘ることになる……。

内容説明

黒船到来という外患が内憂に転じ、動乱期が始まった―。激動期には、誰が政治権力を握るかが決定的な重要を帯びる。本書で扱う安政期のキーパーソンは、部屋住みの庶子から幕府権力の絶頂、大老にまで駆け上がった井伊掃部頭直弼だ。条約勅許、将軍継嗣問題、地震、インフレ、コレラなど難問が山積する中、京都朝廷の意向を無視して調印を強行し、反対派を弾圧することで自ら墓穴を掘ることになる…。

目次

第1部 安政内憂録(下田開港;便利屋役人;ひるがえる日の丸;伊豆の大津波;海上の遊牧民;爆発事故;お台場崩壊;水戸と彦根;日本橋と深川;江戸大風水害;講武所始まる;お茶坊主;井伊の赤鬼;ストレスに死す;英遇公子;英国領事は見た;幕末親米派;日米交渉;堀田の大汗;攘夷利権;条約調印;押し掛け登城;戌午の蜜勅)
第2部 安政血風録(安政の大獄;暗黒裁判;安政コロリ;薩海入水;至誠人を動かす;死地の思想;小塚原の首;金貨大流出;天狗の羽ばたき;桜田門外の変;あいまい解決;富士女人解禁;斉昭の死;万延遣米使節団;外国奉行憤死;ヒュースケン暗殺;万延小判;五品江戸廻送令;江戸城御金蔵破り;三人吉三)

著者等紹介

野口武彦[ノグチタケヒコ]
1937(昭和12)年東京生まれ。文芸評論家。早稲田大学文学部卒業。東京大学大学院博士課程中退。神戸大学教授を経て、著述専門に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Die-Go

48
図書館本。幕末の日本の急転直下の事態を短くまとめている。小気味良く、読みやすくて、お江戸の混乱を知るにはよい。次巻、いよいよ新選組登場!★★★☆☆2021/07/05

金吾

25
井伊直弼の話が面白かったです。この本でよむと権力好きな定見のない男という感じがし、そのような人が歴史のトリガーになったのかと感慨深くなりました。安政の大地震が及ぼした影響も良かったです。2024/02/09

ごへいもち

25
面白かった。小説でもないのにこんなに面白く書いていいのかなとちょっと気になるが楽しんだ2012/07/22

糜竺(びじく)

22
幕末史。井伊直弼の動きなどよく分かった。2024/01/07

tom

7
幕末の時代の権謀術策と当時の世相が平行して書いている。権謀術策はともかくとして、この時代に生きていた人たちのエピソードがとても面白い。こういうエピソードをきちんと集めて時代を浮かび上がらせる野口武彦さんは偉いと思う。2012/08/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/487566
  • ご注意事項