出版社内容情報
出世になりふり構わなかった学者、イヌを食えといった町奉行、文化のパトロンとなった汚職官僚、江戸城内のイジメ、ぶらぶら暮らす幕末のパラサイト、災害速報で売り出した男・・・など45人。太平の世にもリスクはある。当人たちが大まじめに生きる姿は、傍目八目にはコミカルで、かつ物悲しい。歴史の素顔はゴシップに宿る。江戸時代250年を《陰の声》で綴った無類に面白い人物誌。
内容説明
出世になりふり構わなかった学者、イヌを食えといった町奉行、文化のパトロンになった汚職官僚、江戸城内のイジメ、ぶらぶら遊び暮らす幕末のパラサイト、災害速報で売り出した男…など四十五人。太平の世にもリスクはある。当人たちが大まじめに生きる姿は、傍目にはコミカルで、かつ物悲しい。歴史の素顔はゴシップに宿る。江戸時代二百五十年を“陰の声”で綴った無類に面白い人物誌。
目次
第1章 黎明(大学教授の元祖―林羅山;島原に死す―板倉重昌;将軍機関説―酒井忠清 ほか)
第2章 爛漫(世直し大明神―佐野政言;老中直属情報網―松平定信;スカトロ宴会―水上美濃守 ほか)
第3章 風雲(いつも万葉気分―平賀元義;江戸のリベラリスト―松崎慊堂;入墨判官―遠山金四郎 ほか)
著者等紹介
野口武彦[ノグチタケヒコ]
1937(昭和12)年東京生まれ。文芸評論家。早稲田大学文学部卒業。東京大学大学院博士課程中退。神戸大学文学部教授を退官後、著述に専念する。日本文学・日本思想史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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