内容説明
「ネットにはありませんでした」。この程度で調べものをしたつもりになってはいないだろうか?北朝鮮の詳細な経済事情は?非公開の行政資料を手に入れるには?地元の近代化に尽くした偉人は?GoogleやYahoo!ではけっして探せない価値ある資料が眠っているのが、実は図書館なのだ。「週刊ダイヤモンド」記者として資料探しに精通する著者ならではの、ビジネスツールである図書館を使い倒すための「技」と「コツ」。
目次
序章 なぜ「図書館」に調べたいものがあるのか
第1章 資料は足で探せ―資料は地元に眠っている
第2章 資料探しのプロに学べ―資料は棚に眠っている
第3章 行政資料を手に入れろ―資料は役所に眠っている
第4章 消えゆく資料を探せ―資料は時間の向こうに眠っている
第5章 全国お薦め図書館ガイド
終章 図書館にクレームをつける
著者等紹介
千野信浩[チノノブヒロ]
1961(昭和36)年熊本県生まれ。広島大学総合科学部卒。広告会社勤務を経て、86年ダイヤモンド社入社。「週刊ダイヤモンド」記者として、全国主要都市の経済分析、高等教育、ビジネスの情報源などの特集記事を担当。趣味のサウナ巡りは全国二五〇カ所を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
319
発刊が2005年とやや古い本だが、今でも使える1冊だなと思った。今では電子書籍が当時より発展はしているが今でも図書館の重要性はあると感じた。2016/08/16
マエダ
100
まずタイトルがいい。全国おすすめ図書ガイドに大阪がなかなか出てこなくなぜかハラハラしてしまった。2016/10/14
佐島楓
59
図書館の利用法だけでなく、レファレンス業務の重要性にも言及しており、司書資格取得を目指す私にとって身が引き締まる思いがした。2016/01/05
ユウユウ
50
住民税分以上は使ってると思われる図書館。これ以上使い倒さないであげて!とカミさんに言われました、笑。図書館で試し読みしたり(そこでの出会いが蔵書につながります。)、棚を眺めてジャケ借りしたり(タイトルやネットでの検索だけじゃわからない世界が広がります)というのがとても好きです。たしかに本屋さんでなかなか出会えない本と出会える稀有な場所。図書館万歳。2018/09/19
hundredpink
41
週刊ダイヤモンド記者による図書館を利用した情報収集の技法。プロの情報収集技法秘伝書である。レファレンス本として手元に置いておきたい一冊。2016/03/29