出版社内容情報
友達や家族はそんなに大事なのか。働かないと負け組なのか。話し下手はダメなのか。精神科医と歴史学者が生きづらさを解きほぐす。
内容説明
「生きづらさ」を解きほぐす9つのヒント!「友達」はいないといけないのか。「家族」はそんなに大事なのか。「お金」で買えないものはあるのか。「夢」をあきらめたら負け組なのか。「話し上手」でないとダメなのか。「仕事」を辞めたら人生終わりなのか。「ひきこもり」を専門とする精神科医と、重度の「うつ」をくぐり抜けた歴史学者が、心が楽になる人間関係とコミュニケーションのあり方を考える。
目次
第1章 友達っていないといけないの?―ヤンキー論争その後
第2章 家族ってそんなに大事なの?―毒親ブームの副作用
第3章 お金で買えないものってあるの?―SNSと承認ビジネス
第4章 夢をあきらめたら負け組なの?―自己啓発本にだまされない
第5章 話でスベるのはイタいことなの?―発達障害バブルの功罪
第6章 人間はAIに追い抜かれるの?―ダメな未来像と教育の失敗
第7章 不快にさせたらセクハラなの?―息苦しくない公正さを
第8章 辞めたら人生終わりなの?―働きすぎの治し方
終章 結局、他人は他人なの?―オープンダイアローグとコミュニズム
著者等紹介
斎藤環[サイトウタマキ]
1961年、岩手県生まれ。精神科医。筑波大学医学研究科博士課程修了。爽風会佐々木病院等を経て、筑波大学医学医療系社会精神保健学教授。専門は思春期・青年期の精神病理学、「ひきこもり」の治療・支援ならびに啓蒙活動。著書に『世界が土曜の夜の夢なら』(角川財団学芸賞)ほか多数
與那覇潤[ヨナハジュン]
1979年、神奈川県生まれ。歴史学者。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。学者時代の専門は日本近代史。地方公立大学准教授として教鞭をとった後、双極性障害にともなう重度のうつにより退職。2018年に自身の病気と離職の体験を綴った『知性は死なない』が話題となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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