新潮選書<br> 貧者を喰らう国―中国格差社会からの警告 (増補新版)

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新潮選書
貧者を喰らう国―中国格差社会からの警告 (増補新版)

  • 阿古 智子【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 新潮社(2014/09発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106037573
  • NDC分類 302.22
  • Cコード C0395

出版社内容情報

経済発展の陰で、蔓延する焦燥・怨嗟・反日。人間性を破壊する歪んだ国はいかに作られたか。注目の中国研究者による衝撃レポート。

焦燥、怨嗟、慟哭、絶望……「格差」があの国を破壊する! 中国建国65周年、共産主義の理想は、なぜ歪んだ弱肉強食の社会を生み出したのか。エイズ村、農民工、学歴競争、役人汚職、ネット世論、反日運動……中国社会の暗部に深く踏み込んだ女性研究者による衝撃の書。習近平政権発足後、ますます緊迫の度合いを深める階級闘争の最新レポート2章を加筆し、選書版で登場。

内容説明

焦燥、怨嗟、慟哭、絶望…「格差」が人間を破壊する!中国建国65周年、共産主義の理想は、なぜ歪んだ弱肉強食の社会を生み出したのか。エイズ村、農民工、学歴競争、役人汚職、ネット世論、反日デモ…中国社会の暗部に深く踏み込んだ研究者による衝撃レポート。格差社会の臨界点へと突き進む隣国を、ソフトランディングに導くことは可能なのか。日本人必読の書。

目次

第1章 エイズ村の慟哭
第2章 荒廃する農村
第3章 漂泊する農民工
第4章 社会主義市場経済の罠
第5章 歪んだ学歴競争
第6章 ネット民主主義の行方
第7章 公共圏は作れるのか

著者等紹介

阿古智子[アコトモコ]
1971年大阪府生まれ。東京大学大学院総合文化研究科准教授。大阪外国語大学外国語学部中国語学科卒、名古屋大学国際開発研究科修士課程修了、香港大学教育学系Ph.D(博士)取得。在中国日本大使館専門調査員、姫路獨協大学助教授、学習院女子大学准教授、早稲田大学准教授を経て、2013年より現職。現代中国の社会変動が主な研究テーマ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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wiki

17
表の中国は先日見てきた。だが裏の中国はもっと深く、複雑で、とても中国という一言で片付けられる状況ではない。まったく人権も何もない、どうしようもない格差と社会問題が山積している。そんな巨大な癌を抱えながら、大国としての舵取りをしなければならないのが中国だ。著者の取材力はすごい。徹底的にディープに関わろうとする姿勢がある。そしてそんな中で国家同士のお付き合いをしていくにはどうしたらいいのか、という発想で執筆している。互いの問題を解決し合う取り組みによって止揚する方法はないのか。執筆年代が著者の心を物語る。2019/09/11

のんちゃん

14
大学生の息子の本棚から。本作の専門的出来栄えは私には判断出来ないが、現代中国に関する情報はニュースレベルでしか持ち得ない人にとっては、よく説明されている、解りやすい解説本であると思う。13億という人口を制御していく難しさを、まず、実感できる。問題点は満載だが、これからの若い芽を摘まない、活かせる社会になってくれる事を、日本の若者の母である私は切に願う。2017/06/12

isao_key

11
アメリカでは一部の強欲資本家やグローバル大企業がロビー活動を行うことで、自分たちの都合のよいように法を改正させている。中国の場合は、各地にいる共産党幹部が公共予算をピンハネし、本来ないはずの税金を勝手に作っては、社会的弱者から、自らの私腹を肥やすために金を巻き上げる。どちらも身勝手この上ない。しかし、中国の役人が人民には脅して金を巻き上げ、幹部には賄賂を使って出生を頼むのは、なにも今に始まったことではなく、紀元前からの伝統であり、結局のところ21世紀になってもシステムは変わっていないことがよく分かる。2017/07/26

イボンヌ

7
日本にとって、中国はいつもお手本だった。ラーメン旨いもんなぁ。 2020/07/02

セイタ

6
中国の格差社会の現状を著者のフィールドワークや文献やネットでの調査をもとに述べられた本!2014年と少し古いが、ネットでの調査内容も組み込まれており、参考になる。改めて中国には大きな格差とそれを維持する構造があること認識した。既得権益層も改革の上で大きな障害となっているようである。役人の腐敗や大企業の搾取が貧困層を苦しめる構造がよく見えてくる。ここまで様々なテーマを一人で書き上げる著者のカバー範囲の広さに驚く。その分一つ一つの章の掘り下げが浅く、参考文献が薄い。フィールドワーク中心の1、2章が面白い。2021/02/16

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