出版社内容情報
経済発展の陰で、蔓延する焦燥・怨嗟・反日。人間性を破壊する歪んだ国はいかに作られたか。注目の中国研究者による衝撃レポート。
焦燥、怨嗟、慟哭、絶望……「格差」があの国を破壊する! 中国建国65周年、共産主義の理想は、なぜ歪んだ弱肉強食の社会を生み出したのか。エイズ村、農民工、学歴競争、役人汚職、ネット世論、反日運動……中国社会の暗部に深く踏み込んだ女性研究者による衝撃の書。習近平政権発足後、ますます緊迫の度合いを深める階級闘争の最新レポート2章を加筆し、選書版で登場。
内容説明
焦燥、怨嗟、慟哭、絶望…「格差」が人間を破壊する!中国建国65周年、共産主義の理想は、なぜ歪んだ弱肉強食の社会を生み出したのか。エイズ村、農民工、学歴競争、役人汚職、ネット世論、反日デモ…中国社会の暗部に深く踏み込んだ研究者による衝撃レポート。格差社会の臨界点へと突き進む隣国を、ソフトランディングに導くことは可能なのか。日本人必読の書。
目次
第1章 エイズ村の慟哭
第2章 荒廃する農村
第3章 漂泊する農民工
第4章 社会主義市場経済の罠
第5章 歪んだ学歴競争
第6章 ネット民主主義の行方
第7章 公共圏は作れるのか
著者等紹介
阿古智子[アコトモコ]
1971年大阪府生まれ。東京大学大学院総合文化研究科准教授。大阪外国語大学外国語学部中国語学科卒、名古屋大学国際開発研究科修士課程修了、香港大学教育学系Ph.D(博士)取得。在中国日本大使館専門調査員、姫路獨協大学助教授、学習院女子大学准教授、早稲田大学准教授を経て、2013年より現職。現代中国の社会変動が主な研究テーマ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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