出版社内容情報
初めて火葬された持統、散骨された淳和、葬儀もなかった後土御門……一二四代の「葬られ方」を総覧し、見えてくる日本の死生観。
土葬か火葬か、陵の形・場所、来世観と儀式――それは私たちの「喪の文化史」だった。モガリが政治空間だった古代、タタリとケガレに呪縛された平安、火葬が当たり前だった中世、尊皇思想が生まれた幕末・維新期、皇室と仏教の関係を切った明治、国威発揚の儀式と化した大正、国民主権下の大喪となった昭和、そして今、象徴天皇にふさわしい葬儀とは?……古代王朝から昭和まで、歴代天皇の「葬られ方」総覧。
内容説明
土葬か火葬か、来世観と儀式―それは日本の「喪の文化史」だった。モガリが政治空間だった古代、タタリとケガレに呪縛された平安、火葬が当たり前だった中世、尊皇思想が生まれた幕末・維新期、皇室と仏教の関係を切った明治、国威発揚として儀式化された大正、国民主権下の大喪となった昭和、そして今、象徴天皇にふさわしい葬儀とは?…古代王朝から昭和まで、歴代天皇の「葬られ方」総覧。
目次
第1章 モガリの政治空間―古代王朝
第2章 タタリとケガレの呪縛―平安時代
第3章 皇威の凋落と寺家専業―中世
第4章 尊皇思想と天皇陵の「創設」―戦国から江戸時代
第5章 忠孝の教化と国民統合―明治・大正
第6章 国民主権下の総服喪―戦後皇室と昭和の大喪
著者等紹介
井上亮[イノウエマコト]
1961年大阪生まれ。日本経済新聞社社会部編集委員。’86年日本経済新聞社に入社。東京、大阪の社会部で警視庁、大阪府警、宮内庁、法務省などを担当。元宮内庁長官の「富田メモ」報道で2006年度新聞協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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