出版社内容情報
文明装置としてのインターネット=ウェブに注目し、なぜ活発なイノベーションがアメリカにしか起こらないかを考察した斬新な論考。
なぜアメリカでは社会を変えるイノベーションが次々と生れるのか? 1985年にカリフォルニアと東海岸を旅し、《アメリカ=文明》という視点で、この人工国家を捉えた司馬遼太郎の『アメリカ素描』。多民族社会を活写するその姿勢に範をとりながら、インターネットという新潮流に注目し、ソーシャルネットワークからクラウドファンディングまで、背後にある精神と機構を考察する斬新な論考。
内容説明
1985年にカリフォルニアと東海岸を旅し、“アメリカ=文明”という視点でこの人工国家を捉えた司馬遼太郎の『アメリカ素描』。多民族社会を活写するその姿勢に範をとりながら、21世紀に世界に広まったインターネットという新潮流に注目し、ソーシャルネットワークから起業家塾、クラウドファンディングまで、背後にある精神と機構を明らかにする斬新な論考。
目次
第1部 都市と大陸(コードが支える大陸の夢;西洋文明の継承者―ワシントンDC;市場の潜在性を畳み込んだ街―ニューヨーク;千客万来の人口空間―ヒューストン;声と音の連続性―ニューオリンズ;最初の摩天楼都市―シカゴ;収束と拡散のモメンタム)
第2部 エンタプライズとイノベーション(フィランソロピック・エコシステム;ファンダムとファンドレイジング;マネーとテクノロジーの結合;ジョブズ工房の終わり;技術と人文の架橋;ハッカー王国の誕生;宇宙を見上げる起業家たち;インターフェイスデザインの時代)
第3部 メディアと歴史(ガレージからキッチンへ;ニューヨーク2.0への賭け;ギークはロックスター;タイタニックとネットワークされた世界;時流を共生するブローウェイ;自然史のアーカイブ;レシピという通貨;9.11レポートのっころみ;二つのネットワーク)
第4部 政治とコミュニケーション(ソーシャルゲームと化した選挙戦;パレードに集まる穏やかな群衆;スケーラブルなリパブリック;記憶に転じるタイムライン;ミームが編み上げる大統領選)
著者等紹介
池田純一[イケダジュンイチ]
1965年生まれ。FERMAT Inc.代表。コンサルタント、Design Thinker。コロンビア大学大学院公共政策・経営学修了(MPA)、早稲田大学大学院理工学研究科修了(情報数理工学)。電通総研、電通を経て、メディア・コミュニケーション分野を専門とするFERMAT Inc.を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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