新潮選書<br> 危機の指導者チャーチル

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新潮選書
危機の指導者チャーチル

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106036873
  • NDC分類 289
  • Cコード C0323

出版社内容情報

国運を託される条件とは――? 斜陽の老大国イギリスを、未曾有の危機から救い出したリーダーシップを読み解く。今こそ日本人に読まれるべき力作評伝。

内容説明

ヒットラーの攻勢の前に、絶体絶命の危機に陥った斜陽の老大国イギリス。その時、彼らが指導者に選んだのは、孤高の老政治家チャーチルだった。なぜ国民はチャーチルを支持したのか。なぜチャーチルは危機に打ち克つことができたのか。波乱万丈の生涯を鮮やかな筆致で追いながら、リーダーシップの本質に鋭く迫る。今こそ日本人が学ぶべき“危機の指導者論”。

目次

第1章 生き急ぐ若者
第2章 はしごと行列―チャーチルの政治観
第3章 パグ犬と子猫ちゃん―チャーチルの夫婦愛
第4章 ダーダネルスの亡霊―軍事戦略家としてのチャーチル
第5章 迫り来る嵐―チャーチルと歴史
第6章 一九四〇年五月―運命の月
第7章 「即日実行」(Action This Day)―戦争指導者チャーチル
最終章 指導者とは

著者等紹介

冨田浩司[トミタコウジ]
1957年、兵庫県生まれ。東京大学法学部卒。1981年に外務省に入省し、総合外交政策局安全保障政策課長、同局総務課長、在韓国日本大使館公使、在英国日本大使館公使を経て、2009年から北米局参事官に就任(日米安保関係等を担当)。英国には、研修留学(オックスフォード大学)と2回の大使館勤務で、計7年間滞在(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たらお

11
20世紀において最も偉大な政治家として語られるチャーチルの評伝。テーマごとに書かれており、時系列で話が進まないことからチャーチルのことを初めて知りたい場合には読みづらさを感じる。危機の宰相として一級品と言われる所以は、フランスをも征服しようとするナチスドイツの攻勢の前に、情勢を見る目、歴史感をもち、正面対決は避けたいという空気が漂うイギリス国内で、戦うことを選択し、国民を説き伏せたリーダーシップであろう。チャーチルの「第二次世界大戦」を読みたくなった。2015/07/16

CAESAR_YOKOHAMA

6
友人の英国人らがチャーチルには特段の敬意を払っているのを見て、彼に興味を持ち、電子書籍にて購入。大戦の英雄チャーチルのその栄光は英雄譚として語られることが多いが、本書では「危機の指導者」であったからこそ彼は偉大であったという立場に立ち、著者の英国社会の過去と現在への深い理解からチャーチルの本当の姿を分析し、明らかにしている。求められる指導者はその状況と時代によって変化し、リーダーシップとはそれらに求められる資質を深く理解し、求められるように行動することだ。チャーチルは時代に求められたのだ。2012/12/15

ジュンジュン

4
危機における指導者の資質を、評伝の形を借りながら問うちょっとユニークなチャーチル伝。「危機の指導者像とは?」という問題意識の下、幾つかのトピックを論じるので、網羅的に生涯を追うには向かない。反面、チェンバレン(ヒトラーとミュンヘン協定締結)との比較や40年5月(チャーチル首相就任、ダンケルク戦、徹底抗戦の決意)を詳述する章は、本書のハイライトだろう。2019/11/18

おやまだ

4
総力戦でのトップの揺るぎなき意志、膨大な懸案を即座に選択する実務・行動力、国民を一体にする演説の力など、チャーチルが戦時にふさわしいトップだったことはよくわかった。チェンバレンの宥和政策がいかに弱腰化ということもわかった。▼しかし第二次大戦という「破局」は避けられず、大英帝国の維持も叶わなかった。▼ヒトラーが米・英・独の三分の計を望んだのなら、ドイツ・ファシズムとソ連・共産主義を戦わせ、最終的に米英の資本主義・民主主義の勝利に導くという長期的戦略はなかったか、素人の私はそんな思いも馳せる。2019/03/12

ともふく

4
面白かった。チャーチルはどんな人物だったのか。美点はもちろん、短所も含め、客観的かつバランス良く史実に基づき書かれています。 チャーチルはとてもエネルギッシュ、かつ歴史観を持ち、幅広い経験から実務能力も高かった。そして、何より自らこそがリーダーたるべきという極めて強い自己確信があった。まさにリーダーに必要な条件だと思った。2017/07/16

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