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新潮選書
人生に効く漱石の言葉

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  • サイズ B6判/ページ数 203p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784106036422
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0395

内容説明

迷ったとき、悩んだときは、漱石流でいこう!「生きていることが奇跡」「人間は恥をかくために生まれてきたようなもの」「世の中に片付くものなどありはしない」「自由になるのは自分の心だけ」等々、文豪が一生をかけて残した言葉には、時代に関係なく通用する、物事の本質を見通す力が宿っている。漱石の生涯をなぞりながら、その時々の印象的な言葉と効用を紹介。生涯49年分の名言を、丸ごとあなたの手に。

目次

第1章 何のために生きているのか
第2章 人間全体の不安を自分ひとりに集めて
第3章 片づかないこの人生
第4章 美しい感じが残りさえすればよい
第5章 山中にいる心を抱いて都会に住む
第6章 親切は押売りすべからず

著者等紹介

木原武一[キハラブイチ]
文筆家。1941年東京生まれ。東京大学文学部ドイツ文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

shinano

18
偉人の言ったり綴り残した言葉は奥深いものが多々ある中から選抜され一冊の本として世に出ているものを書店でよく見かけます。その中に、人間洞察に長け社会視野を広く持ち、心理情動に敏感な人種の作家が綴る言葉には、人生の難局に含蓄ある役立つことや自分を顧みるきっかけになることがある。漱石の著作には良質のメッセージや苦悩との対話からの本質がたくさん注がれていたのです。こういうところに文学の重要な意義があると知らされる。日本では漱石ほど人間を探求し普遍的な人間の弱さを凝視した作家はいないのでは、そう思ってしまう一冊だ。2010/08/09

勝浩1958

2
漱石の言葉は私のこころの奥に深く浸み入ってくる。私も「木曜会」に参加して、黙って漱石と門人たちの会話を聞いていたい。 内田百閒の『漱石先生臨終記』の一節には思わず泣かされそうになります。2011/11/15

AZALEA

1
★★★★2011/11/16

佐保(さほ)

1
〈邪魔もの〉に悩んだり色恋に悩んだり、人間らしい作家だ▼漱石はとても読みやすくわかりやすい文章を書く。残念なのは、本書は読みやすくはなかったこと。深い考察がおもしろいのだが、私の母などは挫折してしまうだろう。漱石はやはり、ひらかれた言葉をつかえるという点で〝えらい人〟だった▼じつは漱石作品は『こころ』『吾輩は猫である』しか読破していない。読みたくなったのでそこは成功している本だろう。2011/09/30

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