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新潮選書
モサド―暗躍と抗争の六十年史

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784106036415
  • NDC分類 391.6
  • Cコード C0331

内容説明

イスラエル存亡の危機を切り抜けてきた対外情報機関の素顔。「導かなければ民は滅びる」―。聖書の一句をモットーとし、敵に囲まれたユダヤ国家の安全保障に貢献してきたモサド。アイヒマン捕獲、対アラブ諜報戦、エンテベ空港強襲、イラク原子炉爆撃、海外ユダヤ人召還など成功に終わった作戦だけでなく、失敗例や他の情報機関との確執・反目にも着目しながら、謎に包まれたインテリジェンスの全貌を明らかにする。

目次

第1章 創設の時代(前史;モサド誕生)
第2章 飛躍の時代(モサドとアマン;スターリン批判;外周戦略;アイヒマン捕獲;ダモクレス作戦;第三次中東戦争)
第3章 試練の時代(「黒い九月」と神の怒り;国家的汚点)
第4章 活躍の時代(エンテベの奇跡;オペラ作戦;モーセ作戦)
第5章 失敗とスキャンダルの時代(300号線上のバスジャック;レバノン侵攻;ポラード事件;イラン・コントラ事件;ヴァヌヌ事件;インティファーダ;湾岸戦争とその後)

著者等紹介

小谷賢[コタニケン]
1973年京都市生まれ。立命館大学卒業後、ロンドン大学キングス・カレッジ大学院修士課程、京都大学大学院博士課程修了(学術博士)。2004年から防衛省防衛研究所戦史部教官。現在、英国王立防衛安保問題研究所(RUSI)客員研究員。専門はイギリス政治外交史、インテリジェンス研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

33
イスラエルの建国よりも早く結成されたモサドという秘密結社。そしてCIAとも連絡を密に取りつつ国家を支え続けてきた。しかしイラクの原発を止めたり、他国にいるモサドの敵対者を拉致したりと結構メチャクチャなことをしてるのがビックリした。日本にもそういうインテリジェンス機関ってのがあるのかなぁ?2011/08/30

K

6
モサドに対して容赦ない辣腕情報機関というイメージを持っていたが、法的な裏付けのない組織だとは初めて知ったし、軍の情報機関と軋轢があったり、政治家がモサドの作戦についてうっかり口を滑らせたりしているのも、意外だった。 彼らのやっていることはイスラエル国家の存亡をかけた任務かもしれないが、部外者には正当化は難しいように見えてならない。インテリジェンスなんて、みんなそうなんだろうけど。2014/10/04

h t

4
結構失敗してる作戦もある2013/09/19

jima_1965

4
諜報機関も超法規的措置存在では無く、行政機関であるという事が、いわゆるモサドでさえもという事がよく分かった。しかし、イスラエルの首相や閣僚は、軍やインテリジェンス出身者が多い、お国柄だな。本書は情報コミュニティの典型例としてモサドを取り上げコンパクトにまとまっている。2012/05/06

紫光日

3
モサドの歴史についてある程度、分かる本だと思います。 そしてモサドに関する資料があるので歴史を調べるには良い本だと思います。2016/08/26

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