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新潮選書
西太后の不老術

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  • サイズ B6判/ページ数 198p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106036323
  • NDC分類 490.9
  • Cコード C0377

内容説明

桁外れの美食と運動不足、清朝末期の内憂外患のストレスを物ともせず、終生美肌と痩身を保ち、死の間際までボケなかった西太后。その長寿と精力的な活動を支えたのは、秘伝の漢方処方だった。健康増進・メタボ対策から、脳の活性・ストレスの解消まで、西太后や歴代皇帝のカルテを繙き、現代生活に役立つ生薬や処方も紹介する、漢方的アンチエイジング。

目次

第1章 皇帝たちの不老長寿伝説(歴代皇帝を長寿に導いた漢方の威力;西太后が生きた時代 ほか)
第2章 西太后の不老術(西太后をメタボにしなかった漢方の力;漢方におけるダイエットの考え方 ほか)
第3章 漢方的脳の不老・活性術(同治帝の崩御と光緒帝の即位;脳は「髄」の海 ほか)
第4章 西太后のみた夢(西太后のコンプレックス;連動する「こころ」と「からだ」 ほか)
第5章 漢方の不老術(玄宗皇帝のインポテンツを治した薬膳;皇帝たちの性生活を支えた古典書 ほか)

著者等紹介

宮原桂[ミヤハラカツラ]
1979年、昭和大学薬学部卒。薬剤師・中医内科医師。桂元堂代表、上海中医薬大学日本校准教授。日本赤十字社研究部に10年間勤務し、インターフェロンの研究に従事。中国・上海紅十字会研究部に招聘され研究協力を行うと同時に、1990年から6年間、上海中医薬大学(旧:上海中医学院)に留学。1995年、横浜に漢方相談専門薬局・桂元堂を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キムチ27

23
漢方相談薬局を開き、中医内科医師でもある筆者。上海に留学時の思い出も入れつつ、漢方の用い方を要点がつかみ易いよう、説いてくれる。筆者曰く、漢方の診断・治療方法は清朝末期である意味完成を見た。従い、その時期を体現して余りある西太后の特に晩年に光を当てつつ「実証すべく」第3者の証言で解説して行く。彼女が中国の近代化にどう影響を与えたかの功罪は別としてだけど。これだけいいもんを食って、死ぬまでたっぷりした黒髪を持って、艶めいた肌を保ち、なんやねん・・と云う気持ちもちらり。2014/12/27

ヨハネス

1
常軌を逸した美容法が書かれているかと思いきや、本当に効果があったらしい漢方についての情報がほとんど。著者が漢方医だから仕方ないが。改めて漢方の力に敬服。しかし西太后のために漢方の名医が揃ったら彼女を暗殺するもわけなかったろうに。彼女の真似して漢方を使うのはやや無理がある。どんな珍しい効果な薬も彼女なら使えたから。2013/05/15

ひろただでござる

1
真似して自分の症状に対応した手に入れやすい漢方薬を色々試してみました。自覚できるような効果はありませんでしたが、漢方薬には少しだけ詳しくなりました。2009/05/30

GEO(ジオ)

1
『西太后の不老術』というから、てっきり道教や中国の民間信仰の話が中心になっているのかと思ったが、そうではなく、漢方を中心とした、東洋医学が話の中心におかれている。大量の食事を採り、歩くことすらほとんどせず、海外からの強烈な圧力により強いストレスを抱え、およそ健康的な生活習慣であったとは言えないにも関わらず、長生きした西太后。筆者はその長生きの秘訣を、(おそらくは)中国から選りすぐりの名医達による漢方の処方によるものと考え、本書において、西太后の病状と処方、及び東洋医学の思想を紹介している。2009/11/19

nori

0
ユン・チアンの『西太后秘録』を読んだ後で読んだら、よくある西太后の描きかたにちょっと辟易した。所詮男性はこういう捉え方しかできないのかと落胆。ただ、漢方のことは詳しく書いてあった。でも期待したものとちょっと違った。2022/05/23

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