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新潮選書
江戸の媚薬術

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106035920
  • NDC分類 384.7
  • Cコード C0339

内容説明

江戸の庶民は、性をたのしむ秘薬・惚れ薬の分野でも世界の最先端にあった!「提灯で餠をつく」状態になってしまった男の一物を復活させる特効薬を始め、腎虚にならないための強精剤、女性に効果絶大の「女悦丸」、硬直・萎縮自在の「長命丸」、太く長くなる勃起薬「帆柱丸」など、当時の男女が買い求めた閨房薬の数々を豊富な図版と古川柳を交えて紹介する。

目次

提灯で餠を搗く
そのための補助具「助け船」
顎で蝿を追う「腎虚」
裸で女を追う「火動の症」
死んでも萎えぬのも「腎虚」
美しい毒が煎じる腎虚治療薬
補腎薬として
女もほめる地黄丸
隠し味の「喜契紙」
男に効果がある「たけり丸」
性感増大としての「蝋丸」
女に効果絶大の「女悦丸」
女が乱れる「寝乱髪」
今宵も女が堪能する「床の海」
硬直・萎縮自在の「長命丸」
世界に冠たる勃起薬「帆柱丸」
知られざる媚薬の数々

著者等紹介

渡辺信一郎[ワタナベシンイチロウ]
江戸庶民文化研究者、古川柳研究者。1934年東京生まれ。早稲田大学卒。元都立深沢高校校長。2004年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山猫

8
つまんねー。川柳や黄表紙の描写引っ張って来てるだけでいつまでたっても肝心の媚薬の話にならないので、やーめた。2018/11/26

1
面白すぎる。何が興味深いってたくさんありすぎて困るんだけど、江戸のエロ小説も今といろんな表現がほぼ一致するところが感動したwこう言うことは100年以上前から進歩していない、と言うか逆に安定していると見るべきか。娯楽が少なかったのか、今より性への探求心が旺盛で、この時代に草食男子って言葉は流行らないだろうなと思った。2012/01/24

ybhkr

0
江戸の閨房術の渡辺信一郎の媚薬に特化した本。当時の川柳を用いて書かれている。精液が腎臓の水でこるがあまり出ると病気になりいきすぎると亡くなってしまうということから、早漏はあかん、と言われていたのですね。からいきがよしとされるのも健康面。思春期の鬱症は男女ともに性欲を発散させていないから、とか、今の医学からみるとなかなかおもしろい。この時代から絶頂言葉が、イク、死ぬ、なんですね。今の時代にも生き続けている性の文化。春本などで知識を得て延々と使い続けたんだろうなあ。史実(風俗史)に基づいた江戸の性的トリビア的2013/07/15

ちあきほ

0
今も昔も変わらないんだなぁ、性の快哉を叫ぶのは。表現とかもう現代と変わらないし、貪欲さも同じくある。やっぱりこーゆー俗なものはとても面白いです。2012/10/05

のすけ

0
江戸の艶本も現在の小説も大筋は大して変わらないのではと思った。若干の男性優位的な表現があるように思われたが、江戸の性愛事情を知るという点ではなかなかに面白い。2012/09/12

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