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新潮選書
ファーブル巡礼

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  • サイズ B6判/ページ数 298p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106035838
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0323

内容説明

貧困と不遇に苛まれながらも、学ぶこと知ることへの努力、そして何よりも自然に息づく小さな生命への愛情を惜しまなかったジャン=アンリ・ファーブル。名作『昆虫記』に接し、彼の精神に深く感銘を受け、その足跡を訪ねた著者の南仏紀行記を復刊。原著の愛読者であり、その丹念な調査を賞讃して止まない奥本大三郎氏を監修に迎えて、解説を加えた。

目次

1 揺籃の地
2 学びの跡
3 カルパントラ(一八四二‐一八四八)
4 コルシカ(一八四九‐一八五三)
5 二度目のアヴィニョン(一八五三‐一八七〇)
6 オランジュの貧困時代(一八七〇‐一八七九)
7 セリニャンの隠れ家―アルマス・ド・ファーブル(一八七九‐一九〇七)

著者等紹介

津田正夫[ツダマサオ]
1897年東京生まれ。京都帝大経済学部卒。内務省社会局勤務を経て1923年ジュネーブ国際労働機関(ILO)日本政府事務所勤務、後に国際労働機関職員。39年同盟通信社入社、ブエノスアイレス支局長などを歴任。戦後日本新聞協会の初代事務局長に就任し、連合国占領軍との連絡折衝にあたるとともに新聞倫理綱領の制定など新聞倫理の確立に貢献した。アルゼンチン大使(58年~63年)、国家公安委員会委員なども務めた。88年歿

奥本大三郎[オクモトダイサブロウ]
1944年大阪生まれ。東京大学仏文科卒、同大学院仏文学修士課程修了。埼玉大学教授。日本昆虫協会会長、NPO日本アンリ・ファーブル会理事長。「ファーブル昆虫館」(東京・千駄木)館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gq550_tomy

2
「昆虫記」でおなじみのファーブルの生涯を綴ったノンフィクションです。現代においてはいわゆる「偉人」であるのですが、実は晩年においても貧困に苦しんでいたのには大変驚きました。。しかも研究者としての頭角を現すのも晩年であるため、若いころのスチールさえ存在しないという、あまりにも意外すぎる事実にも驚かされました。。しかしながら、研究者としてひとつの芯を貫いた生き方をされたことが、ひしひしと伝わってきます。今の時代だからこそ読んでほしい一冊です。2014/07/07

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