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新潮選書
名城と合戦の日本史

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  • サイズ B6判/ページ数 217p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106035807
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C0321

内容説明

織田信長が最も苦しめられた自然の要塞・長島城。信長が天下取りを夢見た清洲城や謎多き安土城。明智光秀を討ち、覇者に上りつめた豊臣秀吉が築いた大坂城。九州平定から朝鮮出兵に及んだ秀吉が最大の拠点とした名護屋城。徳川方と豊臣方の決戦「関ヶ原の戦い」での、石田三成による幻の大垣城篭城戦や、大坂冬の陣での家康の秘密作戦など。戦国期から維新までの日本の城にまつわる、武将たちの名戦や戦略が一挙に分かる。

目次

琉球王国統一戦争
金沢御坊の戦い
有田合戦と銀山城の戦い
北条氏綱、江戸城を奪う
那古野城乗っ取りの真実
篭城側が勝った月山富田城の戦い
二度にわたる来島城の攻防戦
謎の多い河越夜戦
林城・平瀬城の戦い
桶狭間の戦いと信長方城砦
土佐統一の分水嶺―長浜表の戦い
郡山城を守りぬいた筒井順慶
宇喜多直家の戦国大名化
伊勢長島一向一揆と信長
姉川の戦いから小谷城攻めへ
備中松山城と天正兵乱
三方ヶ原の戦いと浜松城
地蔵嶽城の戦い
「中国大返し」と姫路城
御館の乱と春日山城
鳥取城篭城戦と吉川経家
織田信忠の高遠城攻め
本能寺の変と安土城
虎丸城・引田表の戦い
賎ヶ岳から北庄城へ
小牧・長久手の戦いと陣城
太田城の水攻め
羽柴秀長の四国攻め
戸次川の戦いと鶴賀城
秀吉の九州攻めと北九州の城
肥後国衆一揆と佐々成政
湊騒動の顛末
小田原城3か月の篭城戦
葛西・大崎一揆と佐沼城
佐竹氏の水戸城奪取
城兵皆殺しにあった九戸城
文禄・慶長の役と名護屋城
古今伝授に守られた田辺城
慶長5年の上田城の戦い
幻の大垣城篭城戦
岐阜城最後の戦い
小早川秀秋の佐和山城攻め
長谷堂城の戦い
大阪冬の陣 真田丸の攻防戦
島原の乱と原城
萩城から山口屋形へ
二条城とト鳥羽・伏見の戦い
奥羽越列藩同盟と会津戦争
箱館戦争と五稜郭
西南戦争の最後・城山の戦い

著者等紹介

小和田哲男[オワダテツオ]
1944年静岡県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。静岡大学教育学部教授。日本中世史研究の第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kiyoshi Utsugi

33
小和田哲男の「名城と合戦の日本史」を読了しました。 城をめぐり合戦によって日本史を俯瞰しようとするものです。 更に加えて武将も含めることで、その時の戦略についても考えるという欲張りなものです。 ただ、一つ一つが4〜5ページで、深堀がなされていないのが残念なところ。 琉球王統一戦争(今帰仁城)に始まり西南戦争(熊本城)までの50話になります。 これを読んで広島市にある安芸武田氏の銀山城に行ってみたくなりました。2023/04/24

maito/まいと

9
先日、直にお会いすることができた、小和田先生の一冊。合戦の一つ一つは4ページほどと、割合軽めの分量ですが、マニアックなものから著名なものまで攻城戦の概要が掴める内容になっています。最新の研究結果がさりげな~く織り交ざっており、スパイスのように効いてくるのも大きなポイントです。2010/10/18

MNK2

0
読みやすい。地方のいろいろな城に言及されていて面白かった。2015/07/28

ジプシーおとう

0
戦国時代から明治初期までの城をめぐる50の合戦を伝えている。いきなり最初の合戦が琉球王国統一戦、とつかみはOK(^-^)/四国や東北など俺も知らなかった地方のそれも歴史的にポイントとなるような合戦がかなり含まれていて興味深い。一番面白かったのは、関ヶ原の戦いにまつわる、「幻の大垣城攻防戦」。なぜ毛利勢があんな所であんな向きを向いていたのかがやっとわかった。2015/11/13

菜巳

0
武将と城と合戦の三つのかかわりを書いた本。 時系列に沿うておらず、地理的な把握も難しい部分があり、自分の知識のなさを痛感。 また、説が古いものも採用されているので注意が必要だが、それも酷だろう。 入門として良いのか、ある程度の知識を持って読んだ方が良いのか、判断に迷う一冊なり。2014/08/12

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