新潮選書
逆立ち日本論

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106035784
  • NDC分類 304
  • Cコード C0395

出版社内容情報

「下流志向」で話題の内田樹と「日本の知の巨人」養老孟司――風狂の二人による経論問答。泊りがけになるほど白熱した議論が一冊に。寝技、立ち技、炸裂!

内容説明

『下流志向』の内田樹と日本の知恵袋、養老孟司が火花を散らす。「ユダヤ人問題」を語るはずが、ついには泊りがけで丁々発止の議論に。それぞれの身体論、アメリカ論、「正しい日本語」、全共闘への執着など、その風狂が炸裂し、日本が浮き彫りになる。なぜこんなに笑えるのか。養老は「“高級”漫才」とこの対談を評した。脳内がでんぐり返る一冊。

目次

第1章 われわれはおばさんである
第2章 新・日本人とユダヤ人
第3章 日本の裏側
第4章 溶けていく世界
第5章 蒟蒻問答主義
第6章 間違いだらけの日本語論
第7章 全共闘の言い分
第8章 随処に主となる

著者等紹介

養老孟司[ヨウロウタケシ]
1937年、鎌倉市生まれ。東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。95年、東京大学医学部教授を退官し、同大学名誉教授に。89年、『からだの見方』でサントリー学芸賞を受賞

内田樹[ウチダタツル]
1950年、東京都生まれ。東京大学文学部卒。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。同大学助手を経て、神戸女学院大学文学部総合文化学科教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Syo

31
日本人とユダヤ人。 福沢諭吉は全共闘。 まぁ、あんまり 面白くは ないけれど。2019/09/26

魚京童!

29
随所に主と作れば、立処皆真なり2014/02/13

mm

25
デリケートなテーマや、深い話もしてるけど、会話の端々でオチをつけたり、愚痴って笑いをとったり、言い方変えるとこんなものになりますね〜という言い換えのセンスが上手いので、するすると読んでしまう。養老さんはこの対談を「高級漫才」と評したとか。。ひとつ覚えておこう。ユダヤ教の世界の始まりは、神が世界を創造するのではなく、神が自己収縮して場所を開けてくれたから、そこに人間が入り込んだ。自分の居場所というのは、誰か先に居たのだが、退いてくれたから居場所が得られた。この「遅れ」を常に意識しているのが、ユダヤ的。2018/09/30

angelooo7

20
「反ユダヤ主義」「有責性」「フランクルとナチ」「小泉純一郎当たり前の政治家」「総長賭博」「成熟とアメリカ」「対偶から考える」など気になる話題が豊富で消化しきれない。二人の言っていることを自分の中で詰めていきたい。2015/02/17

NOBU

20
養老さんの「おばさん論」はやっぱり面白い。そして、内田さんとの対談は、紹介文にあるように、正に「高級漫才」やなぁ。でも、「ユダヤ人論」は結局何だか分かりにくいねんけど…。内田さんの後書きにある「内田宗教法人『邪道』」=「無作為の悪意」が素晴らしい。私も入信しますっ!(笑) 2011/07/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/106551
  • ご注意事項