内容説明
世界を席巻したグローバリズムは、「ローカルであること」を次々に解体していった。たどりついた世界の中で、人は実体のある幸福を感じにくくなってきた。競争、発展、開発、科学や技術の進歩、合理的な認識と判断―私たちは今「近代」的なものに取り囲まれて暮らしている。本当に必要なものは手ごたえのある幸福感。そのために、人は「ローカルであること」を見直す必要があるのだ。
目次
第1章 山里にて
第2章 歴史の意味
第3章 思想のローカル性
第4章 グローバルな時間と私たちの仕事
第5章 日本的精神
第6章 九月十一日からの三カ月
終章 「未来」をどう生きる
著者等紹介
内山節[ウチヤマタカシ]
1950年東京生まれ。哲学専攻。立教大学大学院教授。現在、東京と群馬の山村に暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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