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新潮選書
シェイクスピア「もの」語り

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106035340
  • NDC分類 932
  • Cコード C0398

内容説明

ロミオはなぜジュリエットの急死を聞いて「インクと紙を取ってこい」と言ったのか?ハムレットが持つペンや剣、本や頭蓋骨の意味とは?リア王の性格と、劇中に登場する「地図」の関連性とは…。「小道具」たちを通してみると、シェイクスピア本来の意図が浮かび上がってくる…!謎に満ちたシェイクスピア劇の真髄が、鮮やかに解きほぐされる一冊。

目次

シェイクスピア「もの」語り(双子の名前―『間違いの喜劇』;奇跡をはこぶ花たち―『冬物語』;恋のポリフォニー―『十二夜』;ハムレットが手にするもの―『ハムレット』;鏡と鑑―『リチャード二世』 ほか)
シェイクスピアの女性たち(ガートルードとオフィーリア;ジュリエット;ヴァイオラ;ノーと言える女たち;マクベス夫人 ほか)

著者等紹介

松岡和子[マツオカカズコ]
1942年、旧満州新京(長春)生まれ。東京女子大学英文科卒業、東京大学大学院修士課程修了。翻訳家・演劇評論家。訳書はP・ラドニック『くたばれハムレット』など多数。96年からシェイクスピアの劇作全37作品の新訳に取り組み、この新訳による蜷川幸雄氏演出の上演が話題を呼んでいる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こうすけ

14
各作品の「モノ」に注目して読み解くシェイクスピア。ほかの翻訳者の解説書と比べると、戯曲の内容だけでなく、国内外の様々な劇団の演出や上演の特徴が語られているのがポイント。お気に入りの作品を、より楽しむきっかけになる本では。2020/10/11

タイ口ホ

3
前半はやや拡大解釈気味な感じもしてしまうが、後半の「女性たち」は非常に面白い。こちらこそが筆者の持ち味かな2009/10/18

viola

1
コンセプトは凄い好きなのです。小物、小道具に着目するのは・・・・。ただ、松岡さんってこういう訳以外のシェイクスピア関連書ってあんまり得意じゃないような? ヴェローナやタイモンなどの、あんまり出てこない戯曲もあるのは良いけれど内容が物足りない。コンコーダンスに頼りすぎだよなぁ・・・。ええっ、そういう解釈にいっちゃうの!?と驚かされたり・・・・。 私も後半の「女性たち」のほうがずっといい、というのに1票。2010/08/24

sasatatsu5

0
シェイクスピアの世界を小道具から読み解く。芝居をさらに深堀出来る、翻訳者ならではの一冊。2023/11/10

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