新潮選書
私説・広告五千年史

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  • サイズ B6判/ページ数 185p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106035319
  • NDC分類 674.2
  • Cコード C0363

内容説明

食欲、性欲、そして「広告欲」。人間は、広告する動物である―。ある「もの」をどのような切り口でアピールするか、それが広告だとしたら、ひと一人一人が、自分の存在を他者にどう見せるか、発言もファッションも、すなわち広告。それをよーく知る者のみが、歴史に名を残す…。始皇帝、イエス・キリスト、空海や一遍、秀吉、ルイ14世ら、人類史上の「広告名人」たちのテクニックは。

目次

第1章 神秘を広告する/シャーマン
第2章 王様は広告がお好き/ラムセス二世と始皇帝
第3章 イエスの広告術/イエス・キリスト
第4章 天上のCMソング/グレゴリオ聖歌
第5章 極楽はいかが/源信・空海・一遍
第6章 情報戦一番槍/豊臣秀吉
第7章 朕は国家なり/ルイ十四世
第8章 広告大国へようこそ/江戸の物売りたち
第9章 広告万華鏡/源内・京伝・団十郎
第10章 詐術の王様/P.T.バーナム
第11章 明治の三粋人/吟香・松平・外骨

著者等紹介

天野祐吉[アマノユウキチ]
1933年、東京生まれ。博報堂などを経て独立、79年に「広告批評」を創刊。同誌の編集長・発行人を経て、現在はコラムニストとして活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

doji

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軽妙で余裕のある語り口、すらすらっとさまざまな偉人・変人たちを広告の観点から語っていく。さらりと読むには面白いけど、あれ、広告ってなんなんだっけと思う。これを読むと、ほとんどセルフプロデュースの話だなと思い、広告”代理”というぐらいだから、本来は自らを広告するのが自然だったのかなともおもう。ほかにも歴史的に広告について書かれたものを読みたい。2017/08/21

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博報堂出身者の著書である。見えざる力を持つ広告にはネーミングに愛と誠実、口臭がある。文字の誕生からイエス・キリストのレンブラントの絵、13世紀のヨーロッパの楽譜らCMの音楽、コンセプト、江戸の広告など特徴のある広告の歴史について書かれている。2015/05/21

yuuon

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時代を遡り言葉や行動であらゆる情報を巧みに操った広告の天才達を紹介・分析して行く本。広告を知ることは人間を知ることと同義なんだと思えた。2011/06/21

kent

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スピード感がまるで魅力ある広告のような素敵な本。宗教×広告とか、いろんなものに広告をリンクさせている思考もさすがのクリエイティブ。2010/10/01

Riko

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図書館で借りた2008/12/25

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